アデノシン5’-三リン酸(ATP)
意味
アデノシン5’-三リン酸(ATP)は、細胞がエネルギーをやり取りするときに使う化合物である。
解説
アデニンとリボースに3つのリン酸がつながった分子で、リン酸同士の結合が2つのところにエネルギーが蓄えられている。ADPと無機リン酸に加水分解するときの標準自由エネルギー変化は−30.5 kJ/mol、AMPとピロリン酸まで分解すると−45.6 kJ/molである。
ATP合成酵素による酸化的リン酸化と光リン酸化が主な供給源で、解糖系やクエン酸回路でも作られる。細胞内の濃度はADPの約10倍に保たれる。
東北大学の高橋英明らは、量子化学と分子シミュレーションを組み合わせた計算で、加水分解の自由エネルギーが条件によらずほぼ一定に保たれるしくみを示したと2017年に発表している。
出典
AGROVOC: ATP https://agrovoc.fao.org/browse/agrovoc/en/page/c_125
生命エネルギーの通貨ATP 〜ATPのエネルギー放出の分子メカニズム〜 https://www.sci.tohoku.ac.jp/news/20190523-10293.html
アデノシン三リン酸 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%87%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%83%B3%E4%B8%89%E3%83%AA%E3%83%B3%E9%85%B8