煙霧
雲と空の色
探す位置: 空全体
煙霧は、乾いた微粒子で空が白く濁り、視程が10km未満に落ちて遠くがかすむ状態です。
見え方
空全体がかすみ、目印の山や鉄塔の輪郭が薄れます。視程が10km未満まで落ちると、遠くの景色は薄い膜越しに見えるようになります。英語の解説動画(Facts of Nature)は、煙霧は茶色がかったり青みがかったりして見え、見る方向と太陽の位置で色味が変わると説明しています。霧やもやが白く見えるのは小さな水滴が太陽光を波長によらず散乱するためだと、気象庁は説明しています。
探し方(太陽からの角度・太陽高度)
空全体が舞台で、地上の目標物が物差しになります。見慣れた山や鉄塔がどこまで見えるかを確かめると、視程10km未満という境目に近いかが分かります。天頂の青も薄まるので、上と横を見比べると濁りの度合いがつかめます。近い山と遠い山を一枚の視界に入れると、遠いほど白く沈む順が読めます。白く弱った太陽でも直接見ないようにします。
出る位置の理由
乾いた微粒子が空気中に大量に浮かび、見通しを妨げるためです。英語の解説動画(Facts of Nature)は、粒の出どころとして農業・交通・工業・山火事を挙げています。燃えた際に出る二酸化硫黄が硫酸の小さな液滴に変わって粒になるものもあり、その反応は日差し・高い湿度・よどんだ空気で進みやすいとも述べています。夏には、条件がそろうと数千キロにわたって広がることもあると動画は説明しています。
似た現象との分け方
気象庁の予報用語は、視程と粒の性質で分けます。微小な水滴で視程1km未満を「霧」、水滴や湿った微粒子で1km以上10km未満を「もや」、乾いた微粒子で10km未満を「煙霧」と定めています。2021年の論文(Won ら、Scientific Reports)は、仁川国際空港の4年間の観測で、相対湿度と視程の相関係数は-0.59と、PM2.5と視程の相関(-0.50)より強かったと報告しています。
出ているときの空の状態
煙霧の日の空には、乾いた微粒子が大量に浮かぶ層があり、視程が10km未満まで縮みます。湿度が上がると、粒は水を吸って膨らみます。2021年の論文(Won ら、Scientific Reports)は、仁川国際空港の観測から、相対湿度80%を超えると光学的な吸湿成長の係数が急に増えると算出しています。見通しの良し悪しを空と結びつけた言い伝えは、遠い山が近くに見えると雨が扱います。
出典
- 公的機関 気象庁 予報用語 氷、霜、霧、雷、日照時間
- 公的機関 気象庁 雲・大気現象・大気光象について
- 論文・英語 Won WS, Oh R, Lee W, Ku S, Su PC, Yoon YJ(Scientific Reports)(2021) Hygroscopic properties of particulate matter and effects of their interactions with weather on visibility
- 動画・英語 Facts of Nature(YouTube チャンネル) Difference Between Haze, Mist and Fog Weather ?
