J-POP

日本のポップス

いまカラオケで最も多く歌われる日本の流行歌

どんなジャンル?

1990年代あたりから今の曲までをざっくり束ねた呼び方で、サビが一番高くて一番強い作りが土台にあります。低いAメロ、持ち上げるBメロ、開くサビという三段構えの曲が多く、4〜5分のうちに同じサビが二度三度戻ってきます。言葉数は年々増えていて、1拍に二音や三音詰まる箇所も普通に出てきます。

歌い方のポイント

サビの最高音が自分に届くかを先に確かめ、届かないなら遠慮なくキーを変えるほうが結果はよくなります。Aメロは息を混ぜて小さく入り、サビで開く落差そのものが聴きどころなので、最初から全力で出さない。詰まる箇所は子音の立て方を意識して、母音を短く切ると前へ進みます。

選ぶときの目安

旋律をなぞれば形になるので、はじめの一曲に向くジャンルです。判断はサビの最高音で、原曲を流して一緒に口ずさみ、それが自分の音域の上端から二音以内に収まっていれば通せます。逆に、Aメロが低すぎてかすれる曲はキーを下げても解決しないので、候補から外すほうが早いです。

つまずくところ

有名な曲ほど聴き手の中に原曲があり、細部のズレが目立ちます。多いのはサビの高音を張ろうとしてあごが上がり喉が締まる状態で、そのまま続けると後半で声が薄くなる。息継ぎを決めずに勢いで歌うのも崩れる原因なので、ブレスの位置を一度だけ決めておくと安定します。

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出だしは喋るように: 曲の入りを普通に歌うとハキハキしすぎるので、歌の主人公の目線に自分が立ち、独り言をつぶやくように置く。歌っているというより喋っている感じ、というのが本人の言い方で、この曲では入りを大事に歌っているという。そのうえで息を多めに出すのを意識していると明かしている。

跳ぶところは繰り返すしかない: 盛り上がりの手前は音程がいきなり上がるので難しい、と本人も認めている。ここは繰り返して体に入れるしかないと言い切り、近道は示さない。実際の音源では小さくしか動かしていない上げ下げも、覚える段階では大げさな形でやっておくよう勧めている。

裏声にすると気持ちが乗る: 強い言葉を全部地声で出すと、ただきつく当たるだけになる。同じ場所を裏声に置き換えると認めたくない気持ちが乗る、というのが選んだ理由。本当は地声で行きたい気持ちもあると認めたうえで、歌詞が伝わるのは裏声のほうだと判断している。

泣くように震わせる: 語尾を泣いているように震わせるのもここでの狙いで、主人公が泣きながら言っているはずだから自分も泣かないといけない、という理屈で声の揺れを作りにいく。苦しそうな顔をしてから裏声を出すと、その色が声に出るとも言う。

顔を作るのが一番大事: 最後にまとめたのは、主人公になりきる・喋り声のように歌う・顔を作るの3つ。音源は耳にしか届かないのになぜ顔かというと、悲しい顔で歌えば声の色が変わるから。みんな言わないがここがいちばん大事で、誰か一人に届くように歌えば響く歌になる、と締めている。