時間配分
場を回す
場面: 職場・宴会
時間配分は、残り時間から歌える曲数を逆算すること。
何の話?
部屋の残り時間に何曲入るかの見積もりです。1曲を5分と置くと、2時間の部屋は演奏だけで24曲前後です。会話や注文、曲選びをはさむと20曲ほどが目安で、2人なら1人10曲、4人なら5曲、6人なら3曲強しか回りません。声の面でも、日本の研究では16曲歌った後、低い声と出しやすい高さの声で、声の揺れや雑音の割合などの指標に影響が出ました。
どうするか
入室したらまず人数で割り、1人あたり何曲かを口に出して共有します。残り30分を切ったら長い曲を避け、延長は残り20分で決めると慌てません。20人のカラオケ実験では、水と短い声の休みを入れた10人が、休まず歌った10人より長く歌えました。ただし水と休みの効果は分けられていません。最後の1枠は空けて締めの曲に回します。体験の評価はいちばんの山と終わりに引かれる、という心理学の報告があります。
つまずくところ
フルコーラスで6分を超える曲が続くと、それだけで1人分の枠が消えます。長い曲を入れるなら、後半で演奏中止を押して切り上げる手を持っておきましょう。終了ぎりぎりに入れた曲は演奏の途中で音が止まり、最後まで歌えません。残り時間の案内は画面の隅に小さく出るだけのこともあります。声のかすれや痛みが続くなら、時間が余っていても歌うのをやめ、耳鼻咽喉科で診てもらいます。
出典
- 論文・英語 Yiu EM・Chan RM/Journal of Voice(2003) Effect of hydration and vocal rest on the vocal fatigue in amateur karaoke singers
- 論文 足立千浪・吐師道子・城本修・土師知行/音声言語医学(2014) カラオケ歌唱による声質変化と水分摂取の関係
- 論文・英語 Do AM・Rupert AV・Wolford G/Psychonomic Bulletin & Review(2008) Evaluations of pleasurable experiences: the peak-end rule
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始める前に頭数を数える: 案内は一度送って終わりでは集まらず、1週間前と2日前にも重ねて出すと参加率が変わる。進行の中身と目玉の景品を先に見せておくのも同じ効き方をする。開始直前には何人そろっているかを数え、100人呼んで50人しか来ていないなら始めるのを遅らせる。化粧室や喫煙所に残っている人を呼び戻してから始める。
挨拶3〜5分、食事は15分以上: 挨拶をお願いする相手には、何分話すつもりかを事前に聞いておく。目安は3〜5分で、これを超えると場が間延びする。食事の時間は最低15〜20分を空ける。始まってすぐ次へ移っても、参加者は料理を取りに行ったり話していたりでそろわない。
景品の数から時間を割り出す: 催しの長さは景品の数から先に割り出しておく。景品30個のビンゴならおよそ1時間かかる。渡す時間と当選者への一言も合計に足しておく。同時に上がったときの決め方を先に告げておくと、そこで止まらない。終わったあとの歓談も最低10分は要る。
次の時刻を口に出す: 食事が始まったら、次の催しが何時何分からかをその場で言う。会場にいてほしいと添えるところまでを一言にする。目安さえ分かれば、化粧室に立つのも料理を取りに行くのも参加者が自分で決められて、動きやすくなる。
音と照明で区切りを作る: ざわついた部屋で司会が声を張ってもかき消される。始めるときは先に音楽を大きくかけ、静かになってから話し出す。締めの挨拶も歓談の続きでぬるっと入ると誰も聞かない。照明を少し落とすだけで空気が変わる。終わりを知らせる曲を流すと自然と帰る方向に足が向く。