iDeCoの受け取り方

受け取り方

出口の選び方で、手取りが変わる

どういう制度?

iDeCo(個人型確定拠出年金)の資産は、一時金(まとめて)、年金(分割)、またはその併用で受け取ります。どれを選ぶかで使える控除が変わり、手取りが数十万円単位で変わることがあります。

使うとどうなる

一時金なら退職所得控除、年金なら公的年金等控除が使えます。退職所得控除は勤続年数(加入年数)に応じて大きくなるため、長く加入したほど有利です。

手続きと期限

受給開始の年齢になったら、運営管理機関に請求します。受け取り方は請求時に選びます。会社の退職金と受け取る時期が近いと、退職所得控除の枠を共有することになります。

注意(変わりうるところ)

退職金とiDeCoの受け取り間隔に関するルールは、改正が繰り返されている部分です。何年空ければ控除を別々に使えるかという条件が変更されているため、古い解説記事の数字をそのまま信じないでください。受け取りが近づいたら、必ず最新の国税庁の情報か、税理士に確認してください。

確認先(一次情報)

国税庁のタックスアンサー(退職所得、公的年金等)、厚生労働省、運営管理機関。

解説動画: 【iDeCo】受け取り時期を遅らせることはできる?|投資Q&A/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル

受け取りを遅らせられるか: 答えはできる。受け取り方は年金として分割か、一時金として一括か、その両方から選べる。開始年齢の上限は制度改正で広がってきており、自分の場合の年齢と条件は必ず最新の情報で確認する必要がある。

遅らせると何が起きるか: 受け取り開始を後ろにずらせば、その間も運用が続く。分割で受け取れば受け取り期間中も運用は続くので、結果として運用期間を長くできる。ただし必ず上がるとは限らないと断ったうえでの話であることも明示されている。

受け取り時期の谷を避ける考え方: 若いうちは投資信託の比率を高くし、受け取りが近づいたら預金や元本確保型へ移していく。その具体的な手段がスイッチングで、山が来たタイミングで一部を利益確定して安全資産に預け替えることを繰り返せば、受け取り時期が谷に当たっても影響を抑えられるという考え方が紹介される。

先に確認しておくこと: 60歳から受け取るには確定拠出年金に10年以上加入していることが条件。加入期間が短いと、60歳では受け取れず、最も早くて65歳からということもある。この機会に自分の加入期間を確認しておくとよい。