サンクコスト
損を嫌う
取り返せないお金が、判断を縛る
どういうクセ?
すでに支払ってしまい、何をしても戻ってこない費用のことです。合理的に考えれば今後の判断に影響させるべきではないのに、人は「ここまで払ったのだから」と考えてしまいます。
相場で何が起きるか
損失を抱えた投資先に追加投資する(ナンピン地獄)、詐欺と気づいた後も出金手数料を払い続ける(出金できない口座)。どちらも、これまで投じた額を守ろうとして、失う額を増やしています。
仕組みで防ぐ
「今日、この状況をゼロから始めるとしたら、どうするか」という問いに置き換えてください。過去に払った額は、この問いには登場しません。判断を書き出すと、自分がいくら払ったかを理由にしていることに気づけます。
解説動画: 【音声のみの講座】経済学超入門『サンクコスト(埋没費用)』【聞くだけ】/mogi juku 茂木経済塾
無料のゲームから考える: 経済学の入門講座。スマートフォンの無料ゲームがなぜ成立し、なぜ成功するのかを、サンクコスト(埋没費用)から解き明かす構成になっている。
最初の課金はごく小さい: 無料で続けていると行き詰まる時が来る。あと1個だけアイテムが足りない、あと1枚だけカードが足りない、チームに迷惑がかかる——そんな些細な理由でほんの少額を課金するところから始まる。
なぜ止まらなくなるのか: いったん投じたものが戻らないと分かっていても、ここまで払ったのだから、という理由で次の判断が縛られる。投資で含み損を抱えた銘柄に追加投資してしまう構造と、まったく同じ形をしている。