心の会計

損を嫌う

お金に色を付けてしまう

どういうクセ?

同じ金額でも、どこから来たかによって扱いを変えてしまう性質です。給与は慎重に使うのに、ボーナスや投資の利益は大胆に使う。生活費の口座と投資口座を別の世界のように考える。実際にはどれも同じお金です。

相場で何が起きるか

「これは儲かったお金だから、なくなってもいい」という考え方で、利益だけを高リスクな商品に回す行動が典型です。また、住宅ローンを抱えたまま投資をする場合、確実な支払利息と不確実な期待リターンを別々に考えてしまうという形でも現れます。

仕組みで防ぐ

資産と負債をすべて1枚の表に並べる。口座ごと、目的ごとに分けて眺めるのをやめ、合計で見る習慣を作ってください。全体で見たときに、その配分を自分で選ぶかを確認します。

解説動画: 6分で分かる『メンタルアカウンティング』/バーチャルエコノミスト 千莉

心の中に複数の財布がある: メンタルアカウンティングの「アカウント」は英語で口座の意味。人は心の中に複数の財布を持っていて、状況に応じた財布からお金を取り出して支払う。食費のアカウント、娯楽のアカウント、投資のアカウント——という具合に。

同じ金額なのに扱いが変わる: ラーメン屋で100円を節約する人が、不動産を買うときには数十万円の差を誤差に感じる。旅行先で高い土産を買って帰宅後に後悔するのも同じ現象。金額の大小ではなく、どの財布から出したかで判断が変わっている。

使われる側にもなる: この性質はマーケティングにも利用できると述べられる。自分がどの財布から払っているつもりなのかを自覚することが、そのまま防御になる。