TOPIX

日本

日本市場の平均に、いちばん近い

何を集めた指数?

東京証券取引所が算出する、浮動株調整の時価総額加重の指数です。1968年1月4日の時価総額を100として計算されています。市場区分の再編にともなって構成銘柄の見直しが進められており、銘柄数は変動しています。

算出のクセ・中身の偏り

時価総額加重なので、規模の大きい会社ほど影響が大きいという素直な設計です。一方で、日本市場そのものの特徴——金融・自動車・電機といった業種の比重が高い——がそのまま反映されます。世界の株式市場全体の中では、日本は数%を占めるにすぎません。

これを買うと何を買っていることになるか

日本の上場企業をまとめて持つ状態にいちばん近くなります。日本経済の成長をそのまま受け取る形です。逆に言えば、日本の人口動態や内需の縮小といった構造的な問題も、まとめて引き受けます。

連動する商品と注意

連動する投資信託・ETFは多く、コストも低い水準です。日本株の中核として使うなら第一候補になります。

解説動画: ミニTOPIX先物 実践セミナー① ~TOPIXとは~/日本取引所グループ公式チャンネル

TOPIXの成り立ち: TOPIXはプライム市場の上場銘柄と、旧・東証一部に上場していたスタンダード市場銘柄から構成され、2,000を超える銘柄で算出される。構成銘柄の時価総額の総和を使って計算するため、規模の大きい銘柄の影響を受けるという特徴を持つ。

日経平均との決定的な違い: 日経平均は日本経済新聞社が選んだ225銘柄の株価の単純平均から算出する。したがって株価が高い銘柄(値がさ株)の影響を強く受ける。計算方法が違うので動き方も変わり、TOPIXは前日比プラスなのに日経平均はマイナス、という日もある。

構成比率で見るとどれだけ違うか: ある時点の例として、日経平均に占める1銘柄の構成比率が10.6%あった一方、同じ銘柄がTOPIXに占める比率は0.49%しかなかった、という比較が示される。日経平均が3万円なら、その1銘柄だけで3,000円分の力を持っていることになる。逆に、TOPIXでは時価総額の大きい会社でも4%台にとどまる。

誰がどちらを見ているか: 個人投資家には日経平均のほうが馴染み深い一方、機関投資家や海外の投資家はTOPIXのほうを重視すると説明される。1銘柄の動きで指数全体が動いてしまうと、日本の株式市場全体を表しているとは言いにくいからだ、という理屈になっている。

この動画について: TOPIXを対象にした先物取引を紹介する全3回のセミナーの第1回にあたり、この回は指数そのものの解説に充てられている。先物の取引方法は第2回以降で扱われる。