東証グロース市場250指数
日本
対象: 日本株 / 銘柄数: 250銘柄
東証グロース市場250指数は、東証グロース市場の時価総額上位250銘柄で構成される、新興企業のかたまりで振れ幅が非常に大きい指数です。個々の企業の規模が小さく業績の振れも大きいため、TOPIXの何倍も動くことがあり、本則市場へ卒業する企業と退出する企業の両方で構成銘柄が入れ替わり続けます。
何を集めた指数?
東証グロース市場の時価総額上位250銘柄で構成される指数です。市場再編で2022年4月にマザーズ市場が廃止された後も算出は続き、構成銘柄の見直しを経て2023年11月6日に旧・東証マザーズ指数から名称が変わりました。基準日は2003年9月12日、基準値1000ポイントで算出され、銘柄の定期的な見直しは年1回・10月末に行われます。新興・成長段階の企業が中心です。
算出のクセ・中身の偏り
値動きが非常に激しいのが最大の特徴です。個々の企業の規模が小さく、業績の振れも大きいため、TOPIXの何倍も動くことがあります。金利が上がる局面では、遠い将来の利益に価値を置く企業ほど売られやすいという性質も効きます。中央大学の本庄裕司教授らが1999〜2019年にマザーズ・ジャスダックへ上場した943社を調べた研究では、本則市場へ「卒業」した企業は全体の約4割で、マザーズからの移行にかかった期間は中央値で32か月でした。1割超は株式非公開化などで退出しており、構成銘柄は卒業と退出とで入れ替わり続けています。
これを買うと何を買っていることになるか
日本の新興企業に、まとめて賭けることになります。当たれば大きい代わりに、指数そのものが長期にわたって低迷した時期もあります。「成長市場だから伸びる」とは限りません。上の研究では、本則市場へ卒業できた企業はその後の株価パフォーマンスが直接本則市場へ上場した企業より良かった一方、若い企業や研究開発型の企業ほど新興市場にとどまりやすい傾向も確認されています。今指数に入っている銘柄が、将来も入り続けているとは限りません。
連動する商品と注意
連動するETFがあります。全体の一部に留めるのが無難で、これを中核に据える設計は振れ幅が過大になります。
出典
- 資料 野村證券 東証グロース市場250指数について(証券用語解説集)
- 論文 本庄裕司・栗原浩紀(経済産業研究所)(2021) 新興市場におけるIPO企業の市場変更―東京証券取引所を対象とした実証分析―