時価総額加重

指数のしくみ

大きい会社ほど多く持つ、という決め方

何を集めた指数?

各銘柄の時価総額の大きさに比例して組入比率を決める方式です。TOPIXやS&P500をはじめ、世界の主要な指数はほぼこの方式です。実際に流通している株だけを対象にする浮動株調整を加えるのが現在の標準になっています。

算出のクセ・中身の偏り

価格が動いても自動的に比率が保たれるため、指数に連動する運用では売買が最小限で済みます。これが低コストの理由です。一方で、上がった銘柄の比重が自動的に増えていきます。結果として、上昇が続いた企業への集中が進みます。

これを買うと何を買っていることになるか

市場参加者全体の平均的な持ち方をそのまま再現していることになります。「みんなと同じものを、みんなと同じ比率で持つ」という立場です。だから市場平均に負けない代わりに、市場全体が過熱すれば、その過熱ごと買うことになります。

連動する商品と注意

低コストのインデックス商品はほぼすべてこの方式です。代替として均等加重や指標で重み付けする指数もありますが、コストは高くなります。

解説動画: ミニTOPIX先物 実践セミナー① ~TOPIXとは~/日本取引所グループ公式チャンネル

時価総額で重みを付けるとどうなるか: TOPIXは構成銘柄の時価総額の総和で算出されるため、規模の大きい会社ほど指数への影響が大きくなる。ある時点の例では、時価総額最大級の会社でも指数に占める比率は4.4%程度だった。

2,000銘柄に分散されるということ: 構成銘柄が2,000超あるので、1社が仮にストップ高しても指数全体に与える影響は小さい。個別の事故が指数全体を動かしにくいという性質が、この方式の実質的な利点として説明される。

誰が使っているか: 機関投資家や海外の投資家はTOPIXのほうを重視すると述べられる。市場全体を表す尺度としてどちらが妥当か、という観点で選ばれている。