メンテナンス費

維持費

直しながら使うと、結局いちばん安い

どういうこと?

道具は使えば必ず調子を落とします。ロードバイクならチェーンとブレーキとタイヤ、腕時計なら数年ごとの分解掃除、刃物なら研ぎ直しがそれにあたります。手入れにかかる費用は、その道具を買った時点ですでに決まっています。放置して壊してから買い替えるほうが、手入れを続けるより高くつくのが普通で、道具の値段が上がるほどこの差は開きます。

具体的にどうする

買う時点で年に一度の点検にいくらかかるかまで調べておきます。自転車の一年点検は数千円、機械式の時計の分解掃除は数万円と幅はありますが、目安は必ず見つかります。日常の手入れは自分でやり、安全に関わる部分だけ専門店に任せるのが現実的な線引きです。この点検代は、初期費用と維持費を分けるでいう毎月・毎年の側に入れておいてください。

注意

安く済ませようとして自分で分解し、直せない状態にしてしまうのが、いちばん高くつく失敗です。ねじを一本外しただけで保証が切れるものもあります。また古い道具ほど交換部品が手に入らず、修理不能になることがあるので、中古で買うときは部品の供給が続いているかも見てください。手入れ自体が楽しくなってくると道具沼にはまる側へ入り口が開くので、そこは自覚しておくと安全です。

解説動画: 【腕時計の維持費】人気ブランドのオーバーホール、いくらが相場?ロレックス、オメガ、セイコーなど、時計アニキのオーバーホール体験談まとめ/ウォッチ情熱応援団

分解清掃とは: 機械式の腕時計のオーバーホールは、中の機械を一度分解して清掃し、また組み直して元に戻す定期メンテナンスです。プロに頼む作業なので相応の費用がかかります。動画は、これから高級な時計を買う人が維持費をいくら見ておけばいいかを知れるように、視聴者から寄せられた実際の支払い額をブランドごとに並べていきます。

なぜ要るか: 動画はメーカーの案内を引きながら、分解清掃は時計の健康診断のようなものだと紹介します。中の油は料理に使う油と同じで、時間がたつと黒くなって粘りが出て部品どうしの摩擦が強くなる。しかもこれは使っていても使っていなくても起きる変化なので、使う頻度にかかわらず必要な手入れだと述べます。

値段の幅: 寄せられた額には大きな幅があります。定番の高級ブランドは正規に出して10万円を超えたという報告があり、街の時計店に頼んだらほぼ半額だった声も。国産の時計は2万円台で済んだ報告が並びます。いっぽう複雑な機構を積んだ時計では20万円台や30万円台という報告が続き、古いモデルほど直す箇所が増えるとも言います。

どこに頼むか: 頼み先は正規のメーカーと街の時計店に分かれます。機械が触りやすいブランドは街の店でも取り扱うところが多いいっぽう、特殊な機構を積んで以降は認証を受けた工場でないと扱えないものがあると言います。自分のモデルの概算を出せる料金ページを持つメーカーもあれば、金額を出していないブランドもあると見せていきます。

買う前に: 店に持ち込んでも料金はその場では出ません。預けて一週間ほどで見積もりが返り、交換する部品の説明を受けてから返事をする流れだと説明します。古すぎて部品が残っていないと職人が一から作ることになり、額はさらに膨らみます。特殊な時計ほど買う前に手入れの値段まで聞いておくべきだ、という声を紹介して結びます。