両翼包囲
包囲と迂回
例の時代: 例は前216年(第二次ポエニ戦争)
両翼包囲は、中央をあえて弱く見せて敵を誘い込み、両翼に配した精鋭で敵の側面から背後までを包み込む型。
戦史の例と、それを伝える史料
第二次ポエニ戦争のカンナエの戦い(前216年)で、ハンニバル率いるカルタゴ軍は中央にリビア人部隊と傭兵を配し、両翼に精鋭の騎兵と重装歩兵を控えさせた。ポリュビオスの『歴史』によれば、ローマ軍が中央を押し込んで前進したところで、カルタゴ軍は両翼から包み込むように攻撃し、ローマ軍は退路を失った状態で包囲された。