紙飛行機

手で試す

紙飛行機は、翼の角度を自分の手で変えて、失速と浮く力を確かめられる工作です。

どこに効くか

翼の話は、一か所だけ変えて飛ばしてみると急に腑に落ちます。紙飛行機の後ろの縁を少し上へ折ると機首が上がり、折りすぎるとある角度から先で急に落ちます。これが失速です。リボンを貼った板では流れが面から離れる瞬間として見えたものが、紙飛行機では機体ごと落ちるという結果で出ます。折る角を一段ずつ変えて飛ばせば、持ちこたえられる角度の境目がどこにあるかを自分の手で探せます。クリップを機首に足せば重心が前へ動き、同じ折りのままでも安定して長く滑ります。風車は羽根の角度を変えると回る向きも速さも変わり、寝かせすぎても立てすぎても回らなくなります。風から力を取り出すには、風の向きを曲げるしかないことが、指に伝わる手ごたえとして残ります。頭で読むより、この二つを一度ずつ作るほうが早く進みます。

選ぶときに見るところ

見るのは同じ形をいくつも作れるかです。比べるには一度に二か所を変えないことが絶対で、同じ機体が複数あると条件をそろえられます。バルサ材のキットは軽くてよく飛びますが、湿気で反り、屋外では回収に苦労します。翼幅20〜30cmほどが室内で扱える大きさです。ゴム動力のものは同じ回数だけ巻けば毎回ほぼ同じ力で飛ばせるので、比較の道具になります。折り紙とクリップだけで、ここに書いたことはひととおり試せます。キットを買うのは同じ条件で何度も飛ばしたくなってからで十分で、それより先に広い場所と風のない時間帯を確保するほうが、結果の読みやすさに効きます。

解説動画: 折り紙1枚で簡単!よく飛ぶ紙飛行機の作り方 Origami Paper Airplane【音声解説あり】 / ばぁばの折り紙/ばぁばの折り紙チャンネル

折り紙1枚で作る: 用意するのは15cm四方の折り紙1枚だけです。白い面を上にして縦半分に折り筋を付け、下の縁を中心の筋へ合わせていきます。途中に、折り筋だけ付けて一度開き、その筋に合わせて折り直す手順が入ります。先端は紙が重なって厚くなるので、そこだけは丁寧に押さえて折ります。

翼はYの字に開く: 折り上がったら翼を広げ、横から見たときに少し上を向いたYの字になるよう角度を整えます。ここが最後に手を入れる場所で、うまく飛ばないときにまず確かめるところでもあります。同じ折り方でも、翼の角度の付け方で飛び方が変わります。

まっすぐ送り出す: 飛ばすときは投げつけるのではなく、まっすぐ正面へ送り出します。うまく出せると気持ちよく遠くまで飛んでいきます。飛ばないときは翼の角度を見直し、1機目で諦めずに2機目3機目を折って試すのがこの遊びの進め方だと締めています。