ドラグの調整

リール

ドラグの調整は、一定以上の引きで糸が出る強さを、締めすぎず緩めすぎずに合わせる作業

どんな道具?

ドラグとは、一定以上の引きがかかると自動的に糸を送り出す機構のことです。強すぎれば糸や竿が耐えきれずに切れ、弱すぎれば魚に主導権を渡してしまいます。スピニングリールと両軸リールのどちらにも付いている、釣りの基本設定のひとつです。ダイヤルやレバーを回すだけで調整できますが、ちょうどよい強さは魚とのやり取りの中で体で覚えていく部分も大きいとされています。

選び方

ドラグの強さは、使う糸の強度の3分の1程度を目安に設定するという考え方がよく使われます。感覚だけで決めるのが不安な場合は、プルスケール(ばね秤)で引いて数値を確認する方法もあります。魚種や仕掛けによって適正値は変わるため、目安として捉えておくとよいとされています。同じリールでも狙う魚や糸を変えたら、そのつど設定を見直すことが基本になります。

使い方のコツ

大物が掛かったときはドラグを途中で強く締め直すのは避けてください。急に強くすると糸への負担が一気に増え、切れる原因になります。基本は竿を立てて糸が出る力にまかせる操作で、止まったら少しずつ巻き取ります。魚が反転して急に走り出す瞬間はドラグの出番で、力任せに止めようとせず糸を出させることが、結果として糸を守ることにつながるとされています。

手入れ・注意

ドラグのワッシャー(摩擦材)は湿気や汚れで効きが変わることがあります。ドラグを締め切ったまま保管すると、ワッシャーが変形することがあります。使い終わったら緩めておくのが、多くのリールに共通する基本的な扱い方とされています。数値を一度記録しておくと、次に同じ糸を使うときの設定を思い出しやすいという実用的な利点もあります。