精製方法(ウォッシュトとナチュラル)
コーヒー品種・精製
精製方法(ウォッシュトとナチュラル)は、実から豆を取り出す工程の違いで、産地よりも味を大きく変えることがあります。
どんな味?
収穫したコーヒーの実から種(=豆)を取り出す工程です。ウォッシュトは果肉を除いてから、発酵槽で微生物にぬめりを分解させて水で洗い落とす方式。ナチュラルは実ごと天日乾燥させてから脱穀する方式。Roaster Kat(チャンネル名)は、ぬめりを残して乾かすハニーを加えた3方式が基本で、ナチュラルは乾くまで数週間〜数か月かかることもあると話します。
選び方
Roaster Kat(チャンネル名)は、ウォッシュトは繊細で軽め、ナチュラルは果実味が強く重めと言われるが、味は精製だけで決まらないと説明します。岩崎泰三(販売企画の動画)は、品種の近いコロンビア産3種の飲み比べで、ナチュラルにぶどうや洋酒、ウォッシュトにジャスミンティーを感じたと話します。ブリュッセル自由大学の実験(雲南のカティモール種・湿式)では、発酵を長くすると果実味と酸味が強まりました。
向いている淹れ方
ウォッシュトはドリップで澄んだ味を、ナチュラルはやや粗めに挽いて、甘さを引き出す抽出が合います。ナチュラルは個性が強いので、好みが分かれます。
保存
ナチュラルのほうが香りの変化が速い傾向があります。早めに飲み切るつもりで買う量を決めてください。
出典
- 動画・英語 Roaster Kat The difference between washed and natural coffee EXPLAINED
- 動画 岩崎泰三 -Coffee Journalist Taizo Iwasaki - 【完売御礼】精製違いのコーヒー豆 ノミクラーべ【Post Coffee x岩崎泰三】
- 動画 川野優馬のコーヒーチャンネル 1杯のコーヒーができるまで、コーヒーを皮むきして発酵させて乾かす精製工程を紹介
- 論文・英語 Zhang SJ, De Bruyn F, Pothakos V ほか(2019) Influence of Various Processing Parameters on the Microbial Community Dynamics, Metabolomic Profiles, and Cup Quality During Wet Coffee Processing
解説動画: 【完売御礼】精製違いのコーヒー豆 ノミクラーべ【Post Coffee x岩崎泰三】//岩崎泰三 -Coffee Journalist Taizo Iwasaki -
条件を揃えた飲み比べ: ナチュラル・ハニー・ウォッシュトの3つの精製方法を飲み比べる企画。すべてコロンビア産で品種のキャラクターも揃え、精製の違いだけが浮き上がるように条件を統一している。
抽出も統一する: 比較のため抽出条件も揃えている。豆20gに対して湯30cc程度をまず注ぎ、約1分待つ(成分が溶け出しやすい状態を作る)。そのあと最高速度で落とす、という手順で3種すべてを淹れている。
産地と品種だけではない: コーヒーの味わいは産地や品種だけでなく、精製方法によっても大きく変わる—— これを実証するのが動画の狙い。同じ産地・同じ品種でも別の飲みものになる、という点が確認できる構成になっている。