烏龍茶

紅茶・中国茶

緑茶と紅茶の、あいだ全部

どんな味?

酸化を途中で止めた半発酵茶で、止める度合いによって緑茶寄りから紅茶寄りまで幅があります。鉄観音は花のような香りで緑茶寄り、東方美人や岩茶は紅茶に近い深い味。「烏龍茶」というひとつの味があるわけではありません。

選び方

茶葉が固く丸まっているもの(鉄観音など)は、湯に入れると大きく開きます。少量で何煎も出るので、見た目の量より実際の杯数は多くなります。

向いている淹れ方

熱湯で、短く、何度も。1煎目は30秒ほど、以降は少しずつ時間を延ばして5〜6煎は楽しめます。煎を重ねるごとに味が変わっていくのがこのお茶の面白さです。工夫茶なら小さな急須(茶壺)で。

保存

酸化の度合いが高いものほど保存が効きます。密閉して冷暗所。焙煎の強い岩茶などは、数年寝かせて味の変化を楽しむこともあります。

解説動画: 台湾烏龍茶は4つの系統と清香・濃香で捉える/あるきちの中国茶日記

台湾烏龍茶は4つの系統: 台湾の烏龍茶は出回っている情報が細かすぎて入口が難しい、という前置きから、製法の違いで4つの系統に整理できると示している。凍頂烏龍茶と高山烏龍茶(作り方がほぼ同じで1グループ)、文山包種茶、木柵鉄観音、東方美人茶。高山烏龍茶は標高1000mを超える地域で作られたお茶の総称で、阿里山や梨山など地名が付くことが多い。

清香と濃香の違い: 系統の中はさらに発酵と焙煎が軽い清香タイプと、重い濃香タイプに分かれる。同じ梨山烏龍茶でも、清香は緑がかった水色で爽やか、濃香は赤っぽく、焙煎の香ばしさのあとに果物のような甘い香りが立つ。表記が無ければ、淹れたときの色で判断するとよい。台湾では清香が人気で、濃香は指定しないと出てこないことも多い。

品種と産地で変わる: 同じ系統・同じタイプでも、使う品種で香りが変わる。青心烏龍が基本の品種で、味と香りのバランスが良いとされる。金萱はミルクのような香りがほのかに出て、四季春は爽やかな香りが強い。産地の差は気候や土壌、日当たりなどによる微妙なもので、飲み慣れた人なら分かるが、初めて飲む人には分かりにくいと、いちばん最後の違いとして置いている。

淹れ方の目安: 110ccの茶器に茶葉5g。固く丸まったタイプは葉がほぐれるまで時間が要るので1煎目を長めに取り、木柵鉄観音なら1分ほど。よじれた形の文山包種茶や東方美人茶は開くのが早いので20〜30秒。2煎目以降は20〜30秒から少しずつ延ばしていく。東方美人茶は細かな芽を使うので、熱湯を避けて90度ほどで淹れている。