エチオピア
コーヒー生産国
エチオピアは、コーヒーの原産地とされる国で、ジャスミンのような花や桃を思わせる香りが持ち味です。
どんな味?
アラビカ種の原産地とされる国で、2025年のゲイシャのゲノム論文もエチオピアをコーヒーの起源の中心として書きます。産地名はイルガチェフェ、シダモ、グジなど。Coffee Coach RYDE(豆の販売もする配信者)は、グジが2002年にゾーンとして分かれるまで豆の多くはシダモの名で売られ、風味はジャスミンのような花やメロン、桃が代表的と話します。
選び方
精製方法の表示を必ず見てください。川野優馬のコーヒーチャンネルは、水洗式は皮をむいて発酵させ洗い、ナチュラルは実のまま、どちらも約3週間乾かすと紹介し、ナチュラルは果実味が際立つと話します。「ヘアルーム(在来種)」という品種名は樹齢50年超の木や古い品種のひとくくりで、中身は一様ではないと、Coffee Coach RYDE は指摘します。
向いている淹れ方
Coffee Coach RYDE はグジのナチュラルを、粉12gに湯204g・94℃で淹れ、ジャスミン茶のような香りとマンダリンのような酸味と話します(エスプレッソではブルーベリーとチョコレート)。dripcult は、粉20gに湯100gを1分おきに3回注ぎ3分ほどで落とすレシピを紹介し、推奨93〜95℃のところ自分は85〜88℃にしています。
保存
国立台湾大学のチームは、エチオピアのイルガチェフェを保存温度・豆か粉か・期間を変えて評価し、味の評価にいちばん効いたのは保存温度で、低い温度を保つことを勧めています。別の研究では、殻付きの生豆を4種類の袋で12か月置き、密閉袋が麻袋より品質を保って、シダモとイルガチェフェはカップ評価80%超で、リムは袋によらずスペシャルティ級に届きませんでした。
出典
- 論文・英語 Medrano JF, Cantu D, Minio A ほか(2025) De novo whole-genome assembly and annotation of Coffea arabica var. Geisha, a high-quality coffee variety from the primary origin of coffee
- 動画・英語 Coffee Coach RYDE What does Ethiopian Coffee taste like? Everything you need to know about the GUJI Ethiopian coffee
- 動画 川野優馬のコーヒーチャンネル コーヒーの起源エチオピアの旅 1杯のコーヒーができるまで
- 動画・英語 dripcult if you struggle with ethiopian roasts, this recipe is for you
- 論文・英語 So YH, Lin PY, Ho LA ほか(2025) Interaction Statistical Analysis of Instrumental and Sensory Data for Ethiopian Yirgacheffe Coffee: Unveiling Quality Control Metrics and Optimal Storage Conditions
- 論文・英語 Eshete FA, Tola YB, Kuyu CG ほか(2024) Physicochemical stability and sensory quality of selected Ethiopian coffee (Coffea arabica L.) brands as affected by packaging materials during storage
解説動画: 【初級編】コーヒー豆の選び方教えます!! | UCCコーヒーアカデミー/UCCコーヒーアカデミー
産地はお米と同じ: 豆の選び方を「お米と一緒」という比喩で説明している。同じ米でも産地によって味がまるで違うのと同じで、コーヒーも産地で性格が変わる。品種や精製方法でも変わるが、初級としてはまず産地で考えるのがよいという整理。
コーヒーベルト: 押さえるべき前提としてコーヒーベルト—— コーヒーが栽培される地帯 —— を挙げている。ここを地理として理解しておくと、産地ごとの違いが体系的に見えてくる、という導入になっている。