声とからだ図鑑 | オトモクリエイティブ

声枯れからの戻し方は、かすれた声を無理なく戻すまでの数日。

時期

歌ったあと

しくみ

声枯れは、声帯の粘膜どうしのこすれが強まりむくんで、閉じ方が甘くなった状態です。だから高い音から先に出なくなり、息が漏れてかすれます。ボイストレーナーの解説動画(connect)は、声帯を通る息の量や圧の強さ、乾燥が主な原因だと説明しています。ここで出そうと力むとさらに負担が重なり、戻るまでが長くなります。軽ければ半日から2日で戻りますが、限界まで歌い切った日の枯れは1週間残ることもあります。

対処

最初の24時間は、歌わないことより話す量そのものを減らすほうが効きます。声帯の手術を受けた20人を比べた研究では、量を減らして声を使った人たちのほうが数か月後の粘り強さと自己評価で改善が出ました。ささやき声は使わず、小さくても普通の声で短く話します。1〜2時間おきに常温の水を含み、部屋の湿度は50%前後を目安に上げます。声が戻りかけたらウォームアップから入り、高い曲は最後に回すと枯れ直しを防げます。

注意

のど飴と栄養ドリンクで押し切るのは感覚をごまかすだけで、治りが早まるわけではありません。痛み止めを飲んで歌い切る選び方が、いちばん傷を残すやり方になります。声を出さない安静は守りにくいと報告する研究もあるので、無理に黙り続けなくてかまいません。同じ枯れ方を毎回くり返すなら、休み方ではなく歌い方の側に原因があります。かすれが2週間を超える、声の出ない日がある、息が続かず話せないときは、自己判断をやめて耳鼻咽喉科へ。

解説動画

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【声枯れ】声が枯れやすい、声が出ない、を解決します

炎症かどうかで手が変わる

声枯れは声帯そのものが炎症している場合と、そうでない場合で対処がまったく変わる、というのが出発点。声帯は触れ合って音を出すので、長時間しゃべった後や歌った後は接触の摩擦と衝撃でむくみやすい。大声を出した後の枯れは、まず炎症を疑う。

見分けるのは音域の出方

低い音から高い音までどの音域も一様にかすれるなら、声帯が炎症しているケースが多い。逆に低い声は普通に出るのに、ある高さから上だけ極端にかすれる・出しにくいという場合は、原因が声帯以外——発声に使う筋肉の側にあることが多い、と分ける。

炎症なら受診が先

炎症があって1週間後に声を使う予定なら、病院でステロイドや消炎鎮痛剤を出してもらうのが一番だとする。2〜3週間先でよければステロイドまでは要らないので、そこは医師と相談する。炎症があるなら自分で何とかするより受診が先という立場。

鎖骨を押し下げて首を倒す

筋肉が原因の側に紹介しているのが、指をフックのように曲げて鎖骨に引っかけ、下へ押し下げたまま反対の斜め後ろへ首を倒す動き。首の前側が突っ張れば効いている。倒す間も手の力を緩めないのがコツで、左右10回ずつ。喉のつまり感や慢性の枯れにも使えるという。

これで全部は治らない

声枯れの原因は前側の筋肉だけでなく首の後ろ・背中・お腹まで関わることがあり、すべての声枯れが治るわけではないと本人が断っている。効き目がその場で出るのは発声に使う筋肉が原因で枯れている場合に限る、と範囲をはっきり限定している。

出典: 耳鼻科専門GAKU鍼灸院〜こころ整体院グループ〜(YouTube)で動画を見る ▶

出典

  1. 動画 connect 【ボイトレ】声枯れを治す・改善する歌い方を解説します!【喋り・歌いすぎ・嗄声】
  2. 論文・英語 Whitling S・Lyberg-Åhlander V・Rydell R/Logopedics Phoniatrics Vocology(2018) Absolute or relative voice rest after phonosurgery: a blind randomized prospective clinical trial

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