ねじ結び

固定・輸送

薪や丸太を引くための結び

使いどころ

集めた薪の束や太い枝・丸太をまとめて引きずるときに使います。引くほど締まり、力を抜けば一瞬でほどけるので、焚き火用の枝をサイトまで運ぶ往復作業と相性が良い結びです。

結び方

対象にロープを一周回し、末端を元側のロープの下へくぐらせます。そのまま末端を3回以上自分自身に巻きつけ、巻く向きをそろえてから元側を引くと締まります。引きずるときは先端寄りにひと結びを足すと姿勢が安定します。

コツ・注意

巻き数が少ないと荷重で抜けます。太いロープほど巻きは多めにしてください。締まる結びなので生きた木の幹に直接掛けると樹皮を傷めます。木を支点にするなら当て布や幅の広いベルトを間に挟みます。

解説動画: ねじ結び(ティンバーヒッチ)で丸太や薪にロープを留める/DANZO CHANNEL

概要: ロープの末端を木や丸太にくくり付けるねじ結び(ティンバーヒッチ)を紹介している。ティンバーは木こりの意味で、木を扱う現場で使われてきた結び。結び目はロープ同士の摩擦で効くしくみで、力のかかる向きが決まっているぶんしっかり止まり、方向を解放すればさっと解けるのが持ち味だと説明している。

結び方とコツ: 対象に回したロープの先端を本線側へ折り返し、そのまま本線に何度もねじり込んでいく。摩擦で止める結びなので、表面がつるつるした化繊ロープほどねじる回数を増やす必要がある。麻紐や荒縄のような毛羽立った素材は食いつきがよく、少ないねじりでも効きがよい。

使いどころ: 丸太に結びつけて引っ張る、薪を束ねて持ち運ぶ、といった使い方を実演している。薪を運ぶときは、ロープの反対側に八の字結びなどで持ち手用の輪をつくっておくとよい。引く方向に力がかかっている間はしっかり固定され、それでいて解きやすいのが利点。タープの端をポールなどに留めるなら巻き結びも有効だと補足している。

使ってはいけない場面: 動画では、ほどけやすい結びを人の体重が掛かる場面に使う危険にも触れ、クライミングなどには絶対に使ってはいけないと念を押している。素早く結べて素早く解けることがアウトドアで必要なスキルだとしつつ、用途の線引きははっきりさせている。