角しばり
固定・輸送
二本の棒を直角に組み合わせる
使いどころ
流木や竹で焚き火用の三脚や簡単な物干しを組むときに使う縛り方です。棒同士がずれずに直角を保てるので、慣れれば小さな棚やテーブルの骨組みまで現地の材料で作れるようになります。
結び方
縦の棒に巻き結びで結び始め、二本が交わる部分を縦・横と交互にまたぐように3、4周巻きます。次にロープを二本の棒のすき間へ通し、巻いた束を絞り込むように2、3周締め巻きします。最後は巻き結びで留めます。
コツ・注意
一周ごとにロープをきつく引くのが要で、途中で緩めると全体がぐらつきます。人が乗る台やハンモックの支柱には使わないでください。生木は乾くと細くなるので、翌朝に緩みがないか必ず確かめます。
解説動画: 角縛りで支柱同士を組む:巻きと「割」の入れ方/ひとり親方ロープワークROPEWORK
概要: 2本の支柱を交差させて固定する角縛り(スクエアラッシング)を、強くて美しく仕上げる手順で解説している。土台となる巻き結びから始め、縦横に3周巻きつけ、最後に割を入れて締め上げるという流れ。あらかじめ八の字巻きでロープをまとめておくと、長いロープを引き回さずに必要な分だけ引き出せて作業が早い。
土台の巻き結びと3周の巻き: まず交差部の下側にロープを巻き結びで留め、そこから上へかけて後ろへ通し、手前に戻す動きを繰り返していく。このとき、最初の巻き結びが巻き込まれないよう手前に引き出しておくこと。2周目・3周目は前の巻きより外側へ広げていくと形がきれいに揃う。常にテンションをかけ、緩まないよう引きながら巻く。
割を入れて締め上げる: 3周目で左端まで来たら表に出さず、裏から斜めにかけて右上へ出し、そこから割に入る。前後に巻いただけでは十分な強度が出ないため、巻いた束そのものにロープを巻きつけて締め上げることでがっちりする、と強調している。最初の巻きを巻き込まないよう下へ回して上へ入れる動きを2周ほど、しっかり引き込みながら行う。公共事業で支柱を組むときは必ず入れる工程だという。
仕上げ: 割を2回ほど入れたら、末端を10〜15センチほど残して切る。出てきた末端を支柱の間から上へ抜き出して通し、互いの末端を中央で合わせ、男結びで締める。中央へ寄せるように整えるとまとまりがよい。なお、仮止め程度でよければコンストリクターノットをぎゅっと締めるだけでもすぐ使えると付け加えている。