two
数と量
twoは、wが黙字になる語です。語源辞典Etymonlineによると、twoは古英語のtwa(女性・中性形)で、印欧祖語の語根*dwo-(「2」)までさかのぼります。sword(sweord)やanswer(andswaru)にも、古い形のwがつづりに残っています。to(弱形は「タ」)、too(強く「トゥー」)と同じ発音になる同音異義語の組です。
なぜ規則外?
w が黙字です。語源辞典 Etymonline によると、two は古英語の twa(女性・中性形。男性形の twegen は twain として残りました)で、印欧祖語の語根 *dwo-(「2」)まで行き着きます。sword(sweord)や answer(andswaru)にも、古い形の w がつづりに残っています。
読み方
/tuː/ ——「トゥー」。to(弱形は「タ」)、too(強く「トゥー」)と同じ発音になります。Etymonline は so の項で、w が12世紀ごろから縮約で消えたと述べ、two も同じ過程をたどりつつ、つづりだけが残ったとしています。同じ語源の twin・twice・twenty では w を読みます。
使われ方
two / to / too は同音異義語で、書き分けが英語話者でも混乱しやすい組み合わせです。聞き取りでは文脈で判断します。元教師の Susan Jones は YouTube で、said を例に、不規則な部分にだけハートの印を付けて覚える方法を紹介しています。two に当てはめるなら、t は規則どおりで、印の候補は wo です。
出典
- 資料・英語 Etymonline(Douglas Harper) two
- 資料・英語 Etymonline(Douglas Harper) so
- 資料・英語 Etymonline(Douglas Harper) sword
- 資料・英語 Etymonline(Douglas Harper) answer
- 動画・英語 Susan Jones Teaching How to Teach Sight Words - Science of Reading // sight word activities for struggling readers
解説動画: 読まない w——two・answer・sword と wr/Learn With Ears
two の w は読まない: 書いてあるのに発音しない文字=サイレントレターを A から Z まで通しで扱う動画で、two はその W の例として出てくる。answer、two、sword は、いずれも w を書くのに読まないと3語をまとめて並べ、1語ずつ発音して確かめている。
wr で始まる語: W で規則の形になっているのは単語が w と r で始まるときは w を読まないというほうで、write、wrap、wrinkle、wrote などが例に挙がる。two・answer・sword は規則としてではなく、サイレントな w を含む「よくある語」としてまとめて示される。
who の仲間: who、whoever、whole、wholesome、whose、whom も w が黙字として、同じ W の節に並んでいる。つづりの先頭に w があるのに音は残っていない、という点で two や sword と同じ扱いになっている。同じ wh でも what、why、when、white は h のほうが黙字だと、H の節で別に扱っている。
なぜ黙字が残るのか: 冒頭で理由を2つ挙げている。ひとつは英語ができていく過程でラテン語・フランス語・ドイツ語などから語が入り、発音だけが簡略化したり変わったりしたこと。もうひとつはwhole と hole のように、音が同じで意味の違う語を書き分け、混同を避けるためだとしている。