could / would / should
その他
could・would・shouldは、lが黙字になる語です。中英語期のwouldとshouldのlはwill・shallの過去形に由来する実際に発音されていた音でしたが、その後発音されなくなりました。一方couldはもともとcanの過去形で、lに対応する音を一度も持たず、15〜16世紀ごろwould・shouldと綴りをそろえるためだけにlが足されました。
なぜ規則外?
l が黙字です。中英語期の would と should の l は、will・shall の過去形(wolde・sceolde)に由来する実際に発音されていた音でしたが、その後の時代に発音されなくなりました。一方 could はもともと can の過去形で、l に対応する音を一度も持ったことがありません。それでも15〜16世紀ごろ、would・should と綴りをそろえるためだけに l が足されました。3語のうち、l が歴史的な音の名残なのは would と should だけで、could の l は最初から見た目をそろえるための文字です。
読み方
/kʊd/ /wʊd/ /ʃʊd/ 。母音は book や good と同じ短い「ゥ」で、「クールド」「ウールド」のように伸ばして読みません。-ould で終わる語はこの3語とその派生語(couldn't・wouldn't・shouldn't など)にほぼ限られ、英語の中でもまとまって同じ読み方をする珍しいグループです。
使われ方
3語とも文中では弱形になり、母音がシュワーに近づきます。ロンドン大学の音声学者ジョン・ウェルズは、一部の話者ではこの3語に強形と弱形の区別がなく、強調するときも含めて常に /kəd/ /wəd/ /ʃəd/ に近い形で発音されると指摘しています。would you → ウジュ、could you → クジュ のように you と融合するのも定番で、d と y の音がひとつの破擦音に融け合う現象です。did you・don't you にも同じ融合が起こります。
出典
- 資料・英語 Etymonline(Douglas Harper) could
- 資料・英語 John Wells(ロンドン大学UCL名誉教授・音声学者)(2012) a new weak form?
- 資料・英語 Martin Weisser(言語学者) Coalescence
解説動画: should have が縮む——「やればよかった」の英語/『あいうえおフォニックス』英語発音
should have は縮む: 「もっと英語を勉強しておけばよかった」は I should have studied more。この should have を、会話では should've と縮めて、ひとかたまりの短い音で言うことが多いと説明している。話し手自身も長いあいだ「シュド・ハブ」と発音するものだと思い込んでいたと明かし、冒頭の例文でそこが聞き取れたかを問いかけている。
意味の違い: I should study は「今やらなきゃ」。対してshould have+過去分詞は、過去にやるべきだったのにしなかったことを指し、後悔の言い方になる。同じ should でも、後ろが過去分詞になると過去のことを指す、という対比で示している。
could have / shouldn't have: 自分ではなく相手のことなら言い方が変わる。遅刻してきた相手への「電話してくれてもよかったのに」は You could have called me で、しなかったことを責める言い方になる。この could have も切らずにくっつけて言う。逆に「やらなきゃよかった」は shouldn't have+過去分詞で、こちらはさらに短く縮む。
練習: 最後は「昨日やればよかった」「写真を撮ればよかった」「早く起きればよかった」「傘を持ってくればよかった」「誰かに聞けばよかった」といった文を、日本語のあとに英語で言う練習が続く。should have を1語ずつ区切らず、ひとかたまりで言うことに繰り返し注意を向けている。