子音 + 母音のリンキング
リンキング(つながる)
子音 + 母音のリンキングは、語末の子音と次の語の頭の母音がくっついて1つの音節になる現象で、take itは「テイク イット」ではなく「テイ・キッ」のように聞こえます。Oxford Online Englishは、when Annaのようにどの子音もどの母音にもつなげられると述べます。AccurateEnglishは、これは速く話すことではなく自然に聞こえる話し方だと説明します。
どういう現象?
語末の子音と、次の語の頭の母音がくっついて、1つの音節になります。take it は「テイク イット」ではなく「テイ・キッ」のように聞こえます。Rachel's English(アメリカ英語)は、語末の子音が次の語の最初の音になると説明し、Oxford Online English は、when Anna のように、どの子音もどの母音にもつなげられると述べます。
なぜ起きる
語末の子音は、次の語の頭に移ると言いやすくなります。AccurateEnglish(YouTube)は、つなぐのは速く話すことではなく、なめらかで自然に聞こえる話し方で、初級者は語を区切りがちだと説明します。worked out や cooked it のように、語末で言いにくい子音も母音の前なら楽で、とくに母語の語末に無い子音でそうだと話します。
聞き取りのコツ
単語の切れ目で区切って聞こうとすると、永遠に聞き取れません。聞こえたかたまりを受け取って、あとから語に分けるのがコツです。言うときは、子音が2語目の頭にあると想像すると楽だと Oxford Online English は勧めます。Cheng(2023)は、中国語話者の大学院生10人が連結を自習する前後の録音を比べ、句と対話の音読が大きく改善したと報告します。日本語話者の研究ではありません。
例
take it → テイキッ / an apple → アナポゥ / pick up → ピカップ / come on → カモン
出典
- 資料・英語 Rachel's English English Pronunciation - Linking: Consonant to Vowel
- 動画・英語 Oxford Online English How to Link Words - Speak English Fluently - Pronunciation Lesson
- 動画・英語 AccurateEnglish How to connect English words to sound like a native speaker | Accurate English
- 論文・英語 Cheng J(2023) Acquisition of English liaison among Chinese EFL learners from the perspective of language transfer
解説動画: this is が1語に聞こえる子音+母音の連結/Atsueigo
この動画での位置づけ: 発音の知識を単語ひとつひとつの発音と語が並んだときの連結・変化・脱落の2つに分け、この回は後者のうち連結だけを扱う。連結はさらに3つのパターンに分けて説明され、1つ目が、語末の子音と次の語の頭の母音がつながる型になる。
何が起きているのか: 1つ目の語の最後の音が子音で、2つ目の語の最初の音が母音のとき、そのつなぎ目がキュッとつながり、複数の語が1つの音に聞こえる。もとの単語から想像する音と、実際に発音される音が大きく変わる現象で、なぜそうなるのかを解き明かすのが連結・変化・脱落の法則だとしている。
つながり方の例: this is interesting は、this の s と is の i、is の s と interesting の i がどちらもつながり、「ディスィズィンタレスティング」と一気に読まれる。ten hours も ten の n と次の母音がくっついて「テナワーズ」になり、I studied for ten hours という文の中でも同じようにつながる。
聞き取りにも効く: 連結を身につけると自分の発音が相手に伝わりやすくなるだけでなく、相手の音を聞き取る力も上がるので、リスニングにも有効だとしている。日本の英語学習では発音の扱いが軽くなりがちなぶん、意識して能動的に学ぶ必要があるという立場で話している。