/ɪ/ と /iː/ の混同

母音の混同

長さではなく、口の力

どうなりがち?

ship と sheep、live と leave、fit と feet が区別できません。

なぜ起きる

「短いイ」と「長いイ」と教わることが多いのですが、実際の違いは長さより口の緊張です。長く伸ばしただけでは /iː/ になりません。

直し方

/iː/ は口角を左右にしっかり引いて、舌を高く張る。/ɪ/ は逆に力を抜いて、口を少し開く。緊張と弛緩の対比として練習すると、長さは自然についてきます。

練習語

ship / sheep / live / leave / fit / feet / sit / seat / it / eat

解説動画: /ɪ/ と /iː/ は長さだけでなく口の緊張が違う/Loguidea

2つの音の作り方: /iː/ は上下の歯が当たるくらいまで口をほぼ閉じ、唇を横に広げて緊張させて出す。舌の両端が上の奥歯に触れているのが分かる音。/ɪ/ は逆に口の緊張をゆるめ、わずかに開き気味にするので、舌先が下の前歯の裏に触れる。この2つは長さだけでなく、音の質そのものが違うのがポイント。

意味が変わるペアで練習: この2音の違いだけで別の語になる組を並べて練習する。deep と dip、eat と it、feel と fill、feet と fit、leave と live、reach と rich、seat と sit、sheep と ship —— 左が /iː/、右が /ɪ/ という並びで、語の意味も一つずつ確認しながら発音していく。

文の中で確かめる: 単語だけでなく文でも扱う。heel と hill の1語だけが違う2つの文を並べ、did や reach まで含めて、どこが /ɪ/ でどこが /iː/ かを確かめていく。代名詞の me は本来 /iː/ だが、リズムを重んじる英語では弱い形になり短く発音されるとし、Let me leave と Let me live の対でその差を聞かせている。

仕上げ: 最後に、該当箇所がすべて /ɪ/ の文と、すべて /iː/ の文を用意し、まず自分で発音してから音声で答え合わせをする形にしている。耳と口が意識せずに区別できるようになるまで反復することを、この2音の課題として締めくくっている。