抽苔(bolting)
意味
抽苔は、農作物に花芽が付き、花茎が伸びる現象で、とう立ちともいう。
解説
抽苔(とう立ち)は、花成が誘導されて花茎が伸びだすことである。アブラナ科野菜では、長く続く低温で花成が誘導される春化が知られ、その鍵となる遺伝子FLCの発現は、低温のあとも抑えられた状態が維持される。
中村英司(北陸学院短期大学)は1956年、ホウレンソウの催芽種子を低温処理(1±1℃で10〜40日)し、17時間の長日処理を0〜20日組み合わせて、花茎の伸長と抽苔・開花の時期を調べた。低温と日長は、ある程度まで量的に補い合うことが認められた。
出典
抽苔 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%BD%E8%8B%94
アブラナ科野菜の春化機構についての総説(神戸大学ニュース) https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2021_07_08_01.html
ホウレンソウの春化処理(第1報)春化処理と日長との相関 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjshs1925/25/3/25_3_167/_article/-char/ja/