棚の段数と段の間隔
棚の段数と段の間隔は、増やすほど1段に使える高さが減る関係です。
設計で決めること
限られた天井高の段数と段の割りつけを決めるための考え方です。1段ぶんの高さは、光源と株の距離、根が入る箱の深さ、手を入れる隙間の足し算で決まります。段を増やせば床面積あたりの株数は増え、そのぶん1段が低くなって、草丈と根域が先に頭打ちになります。熱の側は熱と除湿の負担へ渡します。
計算・計測の対象
数えるのは、段数と、段の垂直間隔、光源と株の距離、根域の高さです。長さはセンチメートルでそろえます。Kozai 2013 が挙げる人工光型の構成は4〜16段、段の間隔はおよそ40 cmで、草丈がおよそ30 cm以下の作物が前提です。段ごとに同じ位置で風速と温度を測ると、上下の差が見えてきます。
つまずくところ
段ごとに条件が違います。Peiro ら 2020 の閉鎖チャンバーでは中央のトレイに風が集まり、中央7トレイの地上部乾物重が平均33.5%低い状態になりました。整流を入れ直したあとは、ばらつきが23.0%から12.6%へ下がっています。噴霧栽培では、上の段から落ちた霧と排液の通り道も要ります。段ごとの風は株のまわりの風速の帯で見ます。
確かめられている範囲
段数と間隔は Kozai 2013(Proceedings of the Japan Academy Series B、オープンアクセス)の構成の記述、ムラの実測は Peiro ら 2020(レタス、定植28日後に収穫)です。段数の最適値を出した公開データは見当たりません。噴霧栽培の棚で測った例も見当たらず、空間のムラをどう測るかと同じ測りかたが要ります。
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