天気図の記号図鑑
等圧線(線と面)
等圧線は、気圧の等しい地点を結んだ地上天気図の実線で、混みぐあいが傾きを表します。気圧が等しい地点を結んだ線です。地上天気図では、観測した気圧を海面の高さに直した値を使って描きます。気象庁『日本周辺域 実況天気図の説明』は、1000hPaを基準に4hPaごとの実線で引き…
温暖前線(線と面)
温暖前線は、記号の半円が並ぶ側へ進む前線で、通過したあとに地上の気温が上がります。温暖前線は、暖気が寒気の上へ乗り上げる境目を、赤い線に白抜きの半円を並べた記号で描きます。FAX向けの白黒の図では、黒い線と白抜きの半円になります。半円は前線が進む側に付く約束で、温暖前線は寒気の側へ進むので、半円は寒気のほうを向きます。…
寒冷前線(線と面)
寒冷前線は、記号の三角が向く側へ進む前線で、通過したあとに地上の気温が下がります。寒気が暖気を押し返している境目です。気象庁『予報用語』の定義は「暖気団側へ移動する前線。通常、前線の通過後に気温が下がる」で、温暖前線とは押している気団が裏返しになります。断面では重い寒気が軽い暖気の下へ潜り込み…
停滞前線(線と面)
停滞前線は、半円と三角が線の両側で逆を向き、ほぼ同じ位置にとどまり続ける前線です。どちらの気団も押し切れていない境目です。「ほぼ同じ位置にとどまっている前線」と、気象庁『予報用語』は定義しています。記号の付き方が独特で、半円と三角が線の反対側に交互に並びます。使う記号は温暖前線の半円と寒冷前線の三角そのままで…
閉塞前線(線と面)
閉塞前線は、寒冷前線が温暖前線に追いついてできる、半円と三角が交互に並ぶ前線です。追いついた二本の前線が重なった線です。気象庁『予報用語』の定義は「寒冷前線の移動が速くなり温暖前線に追いついた前線」で、寒冷前線と温暖前線が一本にまとまった状態を指します。記号もそれを写しており、半円と三角が線の同じ側に交互に並びます。…
気圧の谷(線と面)
気圧の谷は、高圧部にはさまれた気圧の低いところで、閉じた等圧線の中心を持ちません。高圧部と高圧部の間に横たわる、気圧の低い帯です。気象庁『予報用語』の定義は「高圧部と高圧部の間の気圧の低いところ」で、閉じた等圧線に囲まれた中心を持たないところが低気圧との分かれ目になります。対になる言い方が気圧の尾根で…
等高度線(線と面)
等高度線は、高度の等しい地点を結んだ実線で、高層天気図ではメートルの値を添えます。気圧が一定の面が、どの高さにあるかを描いた線です。高層天気図は地上からの高さで空を切るのではなく、850hPaや500hPaといった気圧の値で切った面を扱います。地上天気図の等圧線が高さを決めて気圧を描くのに対し…
等温線(線と面)
等温線は、気温の等しい地点を結ぶ線で、高層天気図では破線で寒気の広がりを示します。同じ気温の地点を結んだ線です。気象庁の高層天気図では破線で描き、線上に℃の整数を添えます。間隔は850hPaと500hPaの面で3℃ごと(寒候期は6℃ごと)、700hPaの面で6℃ごとです。300hPaの面だけは破線が風速の線に替わり…
高気圧と低気圧の記号(記号と数字)
高気圧と低気圧の記号は、閉じた等圧線に囲まれた面の印で、そばの数字が中心気圧です。周囲より気圧の高いところ、低いところを囲んだ面につける印です。気象庁『予報用語』は高気圧を「高さ(気圧)の同じ面で、周囲よりも気圧(高度)が高く、閉じた等圧線(等高度線)で囲まれたところ」と定義しています。…
移動の矢印と速度(記号と数字)
移動の矢印と速度は、低気圧や高気圧の中心が進む向きと、ノットかkm/hの速さです。低気圧や高気圧の中心が動いていく向きを示す矢印です。矢の根元が今の中心、先が進む方向にあたります。矢に添えた数字は移動の速さで、英語版はノット(kt)、日本語版はkm/hと単位が分かれています。…
観測点の天気記号(記号と数字)
観測点の天気記号は、日本式では丸の中に天気、右に気圧、左に気温を書き並べた印です。一つの観測点で測った値を、丸のまわりにまとめた記号です。気象庁が150周年に公開した『天気記号解説(日本式)』は、「丸の中に天気記号を 右に気圧、左に気温を書くよ」と並びを説明しています。日本式は国内用に整えられたもので…
風の矢羽根(記号と数字)
風の矢羽根は、棒の向きが風向、羽の数が風の強さで、日本式は風力、国際式は風速です。風向と風の強さを、一本の棒と羽で表した記号です。棒が伸びている向きが風が吹いてくる方向で、16方位で描かれます。棒に付く羽の数が風の強さにあたり、日本式では気象庁の風力階級の風力をそのまま羽の数で示します。…
