ロープワーク図鑑 | オトモネイチャー

巻き止めは、切ったロープの端をほつれさせない処理。

巻き止め
写真: User Hella on en.wikipedia / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

使いどころ

ロープを切った端がほつれて広がるのを防ぐための巻き止めです。化学繊維のロープは熱で溶かして留められますが、天然繊維のロープは糸を巻いて守る必要があります(WhyKnot)。末端がすっきりまとまって結びやすくなり、ロープそのものの寿命も延びます。長い細引きを使いやすい長さに切り分けたときの仕上げに使います。

結び方

細い糸を折り返して輪を作り、ロープの末端に沿わせて指で押さえます。糸はロープの撚りの向きと逆方向に巻きます(WhyKnot)。すき間なくきつく巻いていき、ロープの直径の1〜1.5倍ほどの幅まで巻いたら、糸の末端を残った輪へ通します。反対側の糸を引いて輪を巻きの下へ引き込み、余りを切ります。

コツ・注意

巻きは一周ごとに強く引いてすき間をなくすと長持ちします。途中の一巻きが引っかかって切れると全体が一気にほどけます。より確実な留め方は、針と糸で縫う「セイルメーカーズホイッピング」です(Animated Knots by Grog)。化繊ロープをライターで焼き留める場合、溶けた樹脂は非常に熱く触れると火傷します。焼くなら手袋をして、風のない場所で行ってください。

解説動画

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バックスプライス:ロープ先端を編み込んでほつれを防ぐ

概要

ロープの先端を編み込んで、撚りがほどけてしまうのを防ぐバックスプライスという末端処理を解説している。まず先端から15〜20センチほど撚りをほぐす。短すぎると編みにくくなる。ほぐした3本の先にはあらかじめビニールテープを巻いて留めておく。これをしないと編むたびに先端がばらけて収拾がつかなくなる。

クラウンノットで土台をつくる

ほぐした3本のうち、真ん中の先を手前に倒す。次に左側の先をその上に通し、右側の先をできた穴へ差し込む。3本を順に手繰りながら引っ張り、しっかり締めて形を整える。これをクラウンノットと呼び、ここがきれいに整ってから編み込みに進む。

編み込みの進め方

先端の1本を、一つ飛ばした位置の隙間へ差し込む。残りの2本も、それぞれ隣の隙間へ同じ要領で差し込む。3本すべてを通したら、また最初と同じ順で繰り返していく。差し込むときは緩めに通してから引き締めるのがこつで、進むほど硬くなるため、ロープを回しながら作業すると隙間が見えやすい。

仕上げ

すべての先端をねじりながらしっかり引き締めたら、余った部分を根元から切り取る。最後に全体を揉み込んで形を整える。コンクリートの床に置き、靴で踏んで転がすときれいに仕上がるとすすめている。

出典: ロープワーク~綱吉Tsunayoshi(YouTube)で動画を見る ▶

出典

  1. 動画・英語 WhyKnot How To Whip The End Of A Rope - Common Whipping Knot
  2. 資料・英語 Animated Knots by Grog Common Whipping Knot
  3. 資料・英語 Animated Knots by Grog Sailmaker's Whipping Knot