ロープワーク図鑑 | オトモネイチャー

プルージックは、ずらせば動き、離せば止まる摩擦を使う結び方。

プルージック
写真: Jawiki bsa / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

使いどころ

張った綱やタープの好きな位置にランタンや小物を吊るしたいときに使います。荷重がかかると止まり、力を抜けば手で滑らせられるので、掛ける位置を何度でも変えられます。結び方解説サイト Animated Knots by Grog によると、この結びは1931年に登山家カール・プルージック博士(のちにオーストリア山岳会の会長も務めた)が考案したもので、もとはロープを自力で登るための足がかりや、レスキュー隊が滑車をロープに固定する用途に使われてきました。

結び方

細めのロープをフィッシャーマンズノットで輪にし、本ロープへ重ねて輪の中へ自分自身をくぐらせる形で3回巻きつけます。巻いた6本の線は、順が入れ替わらないよう整えます(結び方ナビ)。締めたあとは荷重をかける方向へ軽く引いて本当に締まるか確かめ、効かなければ巻き数を足します(Hard Is Easy)。

コツ・注意

効かせるには本ロープの6割から8割ほどの太さの細い側を使うのが目安で、太さが近すぎると滑ります。3回巻くのが基本形で、英語圏では巻き数にちなみ「トリプル・スライディング・ヒッチ」とも呼ばれます。クライミング指導動画 Hard Is Easy は、上下どちらに引いても効き、ロープが濡れたり凍ったりしたときは巻き数を増やすとし、これ一本に体重を預けずバックアップを取るよう注意しています。キャンプでは吊り下げや張りの調整にとどめてください。

解説動画

視聴済み

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紐を持った猫

の解説動画

プルージック結び:スライドできて荷重で止まる結び方

概要

紐やロープを、棒やピンと張ったロープに結びつける方法を解説している。特徴は結び目を手で自由にスライドさせられる一方で、荷重がかかるとロックされたように動かなくなること。輪をつくって物を吊るす日常的な使い方はもちろん、登山や消防の現場でも使われると紹介している。

結び方

紐を二つ折りにし、折り返した部分を棒の上に通す。そして末端側を、折り返してできた紐の隙間へ下から通す。これを同じ要領で3回繰り返し、形を整えて引き締めれば完成する。通している途中で紐が交差しやすいので、交差しないよう整えながら通すときれいに決まる。

長い紐で効率よく通すやり方

末端が長いときは、余分な紐を折り返してひとまとめにしてから通すと早い。1回目は束を下から輪に通し、輪を下から手前へ持ってきて、2回目は束を上から輪に通す。3回目はまた1回目と同じく下から通す。これで3回通せたので、整えて引き締める。長いロープを何度も引き回さずに済む。

使い方と解き方

通した後は末端を何かに結びつけるか、フィッシャーマンズノットなどでつないで輪状にして使う。あらかじめ適度な長さの紐を本結びなどで輪にしておいてから結んでもよい。解くのも簡単で、横に渡っている紐を手前に引き続けるとほどける。

出典: 紐を持った猫(YouTube)で動画を見る ▶

出典

  1. 資料・英語 Animated Knots by Grog Prusik Knot
  2. 動画・英語 Hard Is Easy Climbing Knots & Techniques How to Remember Them | Ep.9
  3. 動画 結び方ナビ 〜 How to tie 〜 プルージック結び 自在に動いて、しっかり固定できるロープワーク prusik / 結び方ナビ 〜 How to tie 〜