薪・焚き火図鑑 | オトモネイチャー

フェザースティックは、薪を削って作る自前の着火材。

フェザースティック
写真: R HORNE / Public domain(Wikimedia Commons)

特徴

薪の表面を薄く削り、羽根のようなカールを一本の棒に何段も残したものです。Coalcracker Bushcraft(YouTube)は、厳密には削り屑を棒に残すのがフェザースティック、落とすのが削りかす(シェービング)で、火起こしにはどちらでも使えると話します。スギは、日本木材総合情報センターの解説では気乾比重の平均が0.38と日本産の針葉樹としてやや軽軟で、加工しやすいと考えられています。

スギ
スギの薪
スギ写真: Batholith / Public domain

燃え方

Coalcracker Bushcraft(YouTube)は、小さな炎を少し大きく育てる細い材が火起こしでいちばん大事で、細い枝が見つからないときは棒から自作する、と説明します。同じ面を削り続けると平らな面が広がって削りかすが太く幅広になるので、棒を回して次の角を探しながら削るのがコツです。失敗した削りかすも、火が付いたあとに足せば火を育てる材になると、YANGくん日記(YouTube)は話します。

向いている使い方

雨や結露で外側が湿った日は、薪を割って内側の乾いた面を出して削ります。刃は必ず体の外側へ向け、太ももの上や膝の間では絶対に削らないでください。YANGくん日記(YouTube)は、軍手は滑ってとげが刺さるので、滑り止め付きの作業用手袋を勧めます。警視庁は、刃体が6センチを超える刃物は正当な理由なく携帯できず、違反は2年以下の拘禁刑か30万円以下の罰金と説明しています。ナイフの刃体の長さを確かめましょう。

解説動画

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焚き火屋に習うフェザースティックの削り方

概要

焚き火屋の主人からフェザースティック作りを一から教わる内容。バトニングでの木の割り方に始まり、角を落として八角形にし、最後は全周を回しながら削り上げるまでを段階を追って習う。一定の力と一定の角度で削り続けることが最大の要点だと繰り返している。

割るときに叩く位置

バトニングには叩いてよい位置と、叩くと折れてしまう位置がある。刃が入っていかないからと無理な向きを叩き続けると折れる。折れそうな木は無理に割ろうとせず、素直に割れるところだけで作業を進めればよいと説明している。

まず八角形にする

削り始めはなるべく手前の側からスタートする。木は最初四角なので、まず角を落として八角形にし、角が均等になってきたら棒をくるくる回しながら削っていく。途中で削りが切れてもつなげようとしなくてよく、初めは角度を体に覚えさせる練習と割り切ってよい。

ゴールを見えるようにする

回しながら削っているとどこまで進んだか分からなくなるので、一周削り終えるたびに削り片を折り曲げて立てておくと進み具合が見える。角を落とし続けると根元が丸くなり、螺旋階段のように一周ずつ進む形になる。この仕上がりを講師は彼岸花と呼んでいる。

刃を当てる角度

刃を棒に対して斜めに当てると削りやすくなるが、そのぶん深く食い込みやすい。棒に対して直角に当てた方が刃を均等に動かせるため、基本は刃を立てるか寝かすかだけを考えればよい。斜めに入れるのは、直角では刃が入っていかないときに限る。

出典: まいけるんチャンネル(YouTube)で動画を見る ▶

出典

  1. 動画・英語 Coalcracker Bushcraft Ultimate Survival Guide to Making Feather Sticks: Survival Fires Made Easy, Learn Survival Skills
  2. 動画 YANGくん日記 素人によるフェザースティックの作り方講座。
  3. 資料 日本木材総合情報センター(出典:農林省林業試験場『世界の有用木材300種』) スギ(木材の種類と特性)
  4. 公的機関 警視庁 刃物の話

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