外国株式
株式
値動き: 荒い / 換金: すぐ売れる / NISA: 対象になりうる
株価と為替、2つの波に乗る
商品の中身
海外の取引所に上場している会社の株を買います。米国株は1株単位で買えるものが多く、日本株より少額から始められます。取引時間は現地時間なので、米国なら日本の夜間が本番です。外国企業の株を信託銀行が預かり、代わりに米国の取引所で売買できる預り証にしたADR(米国預託証券)という形もあります。米国の証券会社で買えるため、現地の取引所に直接アクセスできなくても持てます。
もうけと損の出どころ
もうけと損の要因が2階建てになります。株価が上がっても、その間に円高が進めば円に戻したときの利益は削られます。逆に株価が横ばいでも円安なら円建てでは増えます。自分の生活は円で回っているので、最後は必ず円に換算して見てください。
コスト
売買手数料に加えて、円と外貨を交換するときの為替スプレッドがかかります。往復で0.5%前後取られることもあり、これは相場が動かなくても確実に減るコストです。外貨のまま置いておけば交換回数は減らせます。
税と口座
現地で配当に税が引かれ、さらに日本でも課税されるため二重課税になります。外国税額控除を確定申告で使えば取り戻せる場合がありますが、NISA口座では現地課税ぶんは取り戻せません。国ごとに税率が違うので、国税庁の資料で確認してください。
向かない人・注意
決算資料も適時開示も現地の言語です。日本語の情報は要約された後のものだけになりがちで、判断が遅れます。時差のせいで寝ている間に大きく動くことも受け入れる必要があります。会計基準や情報開示の手厚さも国ごとに違い、投資家の保護が薄い市場もあります。中国株の一部はVIE(変動持分事業体)という契約で外国人の規制を回避する形を取り、規制強化で権利関係が揺らぐ懸念も指摘されています。
出典
解説動画: 第14回 株価を動かす力①~円高と円安~/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル
円安・円高の向きを間違えない: 1ドル100円が110円になるのは円安。100が110に「上がった」ので円高だと思いがちだが、1ドルのチョコレートを買うのに10円多く出さないといけない=ドルに対して円の価値が下がったという説明で向きが腹落ちする。
会社の業績に効く: 1台2万ドルの車は、1ドル100円なら200万円、110円なら220万円で売れる。円安は輸出する会社にプラス、輸入する会社にマイナス。円高ではその逆になる。外国株を持つということは、この影響を受ける会社を持つということでもある。
生活とのつながり: 日本は多くの食品・材料・エネルギーを輸入しているので、為替の動きは生活にも直結する、と締めている。円で暮らしながら外貨建ての資産を持つ意味を考える土台になる。
