できることを書き出す

経験・技能・使える時間から、売れるものを見つける。

まず経験を書き出す。今の仕事や過去の仕事で担当した作業を1つずつ挙げ、書いた・作った・教えた・運んだ、のように動詞で分けると、副業の種類と重なりやすい。文章をまとめた経験はWebライティングやテープ起こしに近く、人に説明して分かってもらう経験はオンライン家庭教師や語学レッスンに近い。起業家としてYouTubeで発信するAlex Hormoziは、今の仕事でしている作業をそのまま個人で引き継いで受ける探し方を、実績の無い最初の一歩として勧めている。

趣味も対象に含めてよい。写真・イラスト・動画編集・ハンドメイドのような時間の使い方も、イラスト制作や動画編集、ハンドメイド販売のように売れる形に置き換えられることがある。継続して書く・話す・載せることが苦にならないなら、ブログ運営や動画配信のように積み上げる仕事も候補になる。

技能も別の欄に書き出す。使えるソフト・資格・免許・話せる言語を並べると、経験だけでは始められない仕事が見えてくる。資格が要る士業の補助業務や不動産の重要事項説明などの実務は、経験の有無より資格の有無が先に線を引く。資格が要らない仕事は、技能の深さより受ける件数で単価を積み上げる形になりやすい。

使える時間も書き出す。1週間で動かせる時間の長さと、まとまりの形が分かれ目になる。10分単位の細切れしか無いなら、不用品のフリマ出品のように区切って進められる作業が向く。半日や週末のようにまとまった時間が取れるなら、Webサイト制作やイラスト制作のように集中して仕上げる仕事が向く。決まった時間に現地へ行けるかどうかも、フードデリバリー配達やイベントスタッフのような現地の仕事を選べるかを分ける。

経験・技能・時間の3つの欄を並べ、重なる仕事を最初の候補にする。やりがちな失敗は2つ。単価の高さだけで選び、経験も技能も無い仕事に手を出すと、身につけるまでの時間が単価を帳消しにする。好きなことだけを並べ、苦手なことを書かずに終える失敗もある。切り抜き動画で成田悠輔は、やりたいことを並べる探し方のほかに、苦手で続けられないことを書き出して削っていく探し方もあると話している。好きな作業と苦手な作業を両方書き出すと、候補を絞りやすい。

書き出した候補をもとに、次は会社の規則を確かめ、受けられる形に絞り込む。

この節に出てくる図鑑の項目

出典