向き不向きの見つけ方

決める

好きかどうかより、続く動作かどうか

どういうこと?

向き不向きは、その趣味が好きかどうかではなく、その趣味の時間の大半を占める動作が苦にならないかで決まります。登山は景色を眺めている時間より黙々と登り下りしている時間のほうがずっと長く、ギターは一曲弾けるようになる前に、同じ運指を何十回も繰り返す時間が続きます。憧れているのは結果のほうか、その途中の動作のほうか。ここを分けて考えると判断がぶれません。

やり方

材料は、これからの意欲ではなく、これまでの行動です。休みの日に誰にも言われず手を出していたこと、時間を忘れたこと、逆に途中で放り出したものを、思い出せるだけ書き出してみてください。そこにひとりで黙々か、人とわいわいか、体を動かすか、手先を使うかという傾向が出ます。あとは残った候補を体験してから決めるで確かめれば、想像とのズレが早い段階で分かります。

つまずきポイント

つまずくのは、完成形に憧れて選んだときです。人前で一曲弾く姿や山頂の写真は魅力的ですが、そこへ届くまでの地味な時間のほうが実体です。かといって数回やっただけで向いていないと決めるのも早すぎます。最初のうちは誰でも思いどおりに動かず、数か月たってから面白さが出るものも多いので、判断は上達しない時期を一度通ってからにしてください。

解説動画: 【 趣味探し】大人の趣味とその見つけ方 | 大人になってから趣味は見つかりましたか?/知識の森 〜心と暮らしのヒントをお届け〜

探し方の話: 大人になってからの趣味の見つけ方をまとめた回です。趣味は数え切れないほどあるので、漠然と探しても自分に合うものは見つからないと言います。人気があるものを始めようと思っても、場所や始める方法が分からずためらってしまう。そこで探し方をいくつかの型に整理していきます。

好きから: いちばん簡単なのは自分の好きなことから探す方法だとします。好きなことは意欲が高まり長続きしやすいからで、まずここから当たる。今好きなものだけでなく、子どもの頃に熱中していたことをたどる手もある。忘れていた好きを思い出すと興味の方向が定まり、探し方も具体的になると述べます。

傾向で絞る: 好きなことがどうしても出てこない人には、探し方を変えて自分の行動や好みの傾向から候補を絞るよう勧めます。屋内か屋外か、先生に習うかどうか、休みの日にじっくりか仕事終わりに頻繁にか。こうして条件を狭めていくと新しい趣味は見つけやすくなり、自分と向き合うきっかけにもなると言います。

人に聞く: 友人に趣味を聞くのも一つの方法です。仲の良い友人とは好みが似ていることが多く、その中にやってみたいものがあるかもしれない。先輩がいると新しい趣味へのハードルが下がり、必要な物の探し方を聞けたり一緒に楽しめたりする。この形で見つけた趣味は続きやすい傾向にあると述べます。

試してみる: 好きが出てこないのは日常に縛られているからかもしれず、世間体や仕事の役に立つかで選んでいないかと問います。旅先では普段やらないことにも手が伸びる。候補が出たらとにかく試すことで、体験教室へ行く、安い材料で始めてみる。合わないと思えばやめてよく、体験してから決める順番を勧めます。