カッターマット
作業台まわり
カッターマットは、紙や布、革、プラモデルのランナーを机で直接切ると天板に刃の跡が残り、凹んだ面で定規が浮いて切る線がぶれ続ける問題を、切れ目が閉じる素材で刃を受け止めて防ぐ下敷きです。硬い面で切るより刃が沈んで止まるぶん刃が長持ちし、表面の方眼は直角と長さを測り直さずに切れる分だけ作業も速くなります。大きさは作る物より一回り大きく取り、厚いほど反りにくく、両面に方眼が入っていれば裏返して使えます。熱には弱くはんだごてやアイロンを置くと溶けるため、熱を使う作業には別に耐熱マットが要ります。
どこに効くか
紙、布、革、プラモデルのランナー、粘土。切る作業を机で直接やると天板に刃の跡が残ります。傷そのものより困るのはその後で、凹んだ天板の上では定規が浮いて、切る線がぶれ続けます。家族と使う机なら、その一本の傷で作業場所を失うこともあります。カッターマットは切れ目が閉じる素材でできていて、刃が沈んだところで止まります。効くのは机の保護よりむしろ刃のほうで、硬い面で切るより刃が長持ちします。カッターの刃が鈍る原因は切っている材料だと思われがちですが、実際に潰れるのは下の面へ当たった瞬間です。表面の方眼も飾りではなく、直角と長さを測り直さずに切れるぶん作業が速くなります。
選ぶときに見るところ
大きさは作る物より一回り大きく取ります。切るときは材料を動かすので、ぴったりだと端がはみ出して結局机を切ります。厚いほど反りにくく、薄いものは丸めてしまえる代わりに巻き癖が残ります。両面に方眼が入っていれば裏返して使えます。熱には弱く、はんだごてやアイロンを置くと溶けます。熱を使う作業には別に耐熱マットが必要です。まずはA4程度で試して、はみ出すようになってから大きい物に替えれば無駄になりません。折りたたみ作業台を持っているなら、その天板に収まる寸法から選ぶと置き場所で困りません。裏面が滑る材質だと切るたびに動くので、下に薄いゴムシートを一枚敷くと落ち着きます。
解説動画: 机の保護だけではない!カッターマットは二回り大きいのを買え。【文具王の文具深夜便】「カッターマット(A2)」オルファ OLFA/高畑正幸(文具王)
机を守るためだけではない: マットは机に傷をつけないためのものだと思われがちですが、本当の売りは刃のもちが変わることだと言います。断面は三層で、中央に硬い層、その上下に柔らかい層。柔らかい層が刃先を受け止めて狙った線から逃がさず、硬い芯が突き抜けを止めます。雑誌の裏で切るのとは切り心地が違います。
切る物より二回り大きく: 大きさはけちらないことをすすめています。切りたい紙より二回り大きいものを選ぶのが基本で、A4を思い切って切るならA3からA2ほしいと。マットが紙とほぼ同寸だと、勢い余った刃が縁を越えて机に短い傷を残し、刃のほうも欠けてしまう。全力で走るには走り終える距離がいる、という理屈です。
刃も新しくする: 切れ味の差は本体より刃で決まります。実際に紙に当たっているのは先端のごく一部、深さ0.5ミリほどで、そこがわずかに欠ければ欠けた面で切ることになり、当然きれいに切れません。刃を折って新しい面を出す習慣をつけるだけで切れ味は戻ると、繰り返し言っています。
置き方としまい方: 熱には弱く、熱いものを直に置くと変形して戻らなくなります。しまうときはたわむ場所に立てかけず、まっすぐ立つところへ。曲がり癖がつくと使いにくくなります。普段は机に敷きっぱなしでよく、マウスの反応もよいのでデスクマットとしても使えます。一枚あれば何年も持つ道具です。