クランプ・万力
作業台まわり
クランプ・万力は、ひとりで作業しているとき手が一本足りず、片手で押さえながらもう片方で作業すると力が入らず線が曲がり刃が滑って手のほうへ来てしまう場面を、押さえる役目ごと肩代わりして両手を作業だけに使えるようにする道具です。接着は押さえている時間の均一さがそのまま仕上がりに出るので、ここは根性では代われません。見るのは挟める口の開きが扱う材料の厚みより余裕があるかで、握って締める型は片手で速く、ねじで締める型は強く効きますが、締めすぎると柔らかい材料に跡が残るので当て板が要ります。数は二つ以上あると、材料がその点を軸に回らずに済みます。
どこに効くか
ひとりで作業していると、手が一本足りない場面が必ず来ます。接着した二つを乾くまで押さえる、板を動かないようにして切る、小さい部品を持ったままやすりをかける。片手で押さえながらもう片方で作業すると、力が入らず、線が曲がり、刃が滑って手のほうへ来ます。うまくいかない原因を腕のせいだと思っている場面の多くが、実は材料が動いているだけです。クランプはこの「押さえる」を肩代わりする道具で、両手を作業だけに使えます。接着は押さえている時間の均一さがそのまま仕上がりに出るので、ここは根性では代われません。手伝ってくれる人がいない前提で組み立てを考えられるようになると、作れる物の幅も広がります。
選ぶときに見るところ
挟める口の開きが、扱う材料の厚みより余裕があるか。握って締める型は片手で速く、ねじで締める型は強く効きます。締めすぎると柔らかい材料に跡が残るので、当て板が付いた型にするか、自分で当て木を挟む前提にしてください。台に固定する万力は強力な代わりに、天板に穴を開けるか挟める縁が要ります。数は二つ以上あると効きます。一つだと材料がその点を軸に回ってしまうからです。まずは輪ゴム、洗濯ばさみ、重い本で代用してみて、力が足りない場面が続くようなら買えば十分です。口が小さい型ばかり揃えると厚い材料に届かず、逆に大きすぎる型は小さな部品を挟めません。手持ちの材料の厚みを二つ書き出してから決めてください。
解説動画: DIY初心者でも長く使える オススメのスタンダードなクランプを厳選【買って良かった】/DIY 'Til Doomsday - 終末DIY
用途は二つに分かれる: クランプの仕事は、作業のための固定と、接着のための固定に分かれます。切ったり削ったりする間だけ材料を作業台に押さえるのが前者、ボンドが乾くまで締め続けるのが後者で、向く形が違います。種類を散らして少しずつ買うより、同じ型を数だけ揃えたほうが結局使いやすいと話しています。
作業用はレバー式: 作業中の固定に一番使うのは、片手でレバーを握って締めるバー型です。ネジを回し続ける型より締めるのも外すのも速い。掴み口が樹脂なので滑りやすい代わりに、材料に跡がつかず当て木がいりません。締め付けの力は40キロ台のものから130キロを超えるものまであり、弱いものを数本と強いものを一本という揃え方をしています。
接着には平行に挟める型: ボンドで貼り合わせるときは、アゴが長くて平らな平行型が向きます。自立するので作業台に寝かせても立てても置けるうえ、幅のある材料を片側から挟んでも平行が保たれます。ネジで締める構造で力も強く、200キロほどあれば趣味の工作には十分という見立てです。締めすぎるとバーが反るので過信はしません。
出番が減った型: 手持ちで使わなくなったのは、深さの調整にネジを回し続ける型だといいます。板を貼り合わせる昔ながらの締め具も、作業台に寝かせて使えず立てかける必要があるのが理由。買うときは見た目がよく似ていて掴める寸法だけ違うものを取り違えやすいので、型番の末尾まで確かめるようすすめています。