パルティアンショット

欺きと誘い

例の時代: 例は前53年

パルティアンショットは、逃げると見せかけて敵を追わせ、馬上で振り向きざまに矢を射かけて追撃側を消耗させる型。

戦史の例と、それを伝える史料

カルラエの戦い(前53年)で、パルティア軍はこの戦法を用いてローマ軍に大きな損害を与えた。プルタルコスの『対比列伝』クラッスス伝は、パルティア軍が敵に背を向けながら矢を射る技術に長け、この戦法によって「安全を求めながら戦い、逃走の恥辱を払拭する」巧妙な手段を得ていたと記している。