姿勢用クッション
姿勢用クッションは、座面に敷いて骨盤の角度を変える道具です。
写真: Jchmiles / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)効く場面
長く座っていると腰が後ろに倒れ、背中が丸まります。丸まると胸が閉じて呼吸が浅くなり、同じ姿勢でいられる時間が短くなります。本筋は椅子と机の高さを直すことですが、座面のクッションは今日から挟める手当てです。前が低く後ろが高い形は骨盤をわずかに前へ起こすので、背中を立てたままでいるのが楽になります。座面が水平なままだと、骨盤を立てておく力を自分で出し続けることになり、気がゆるんだ瞬間に崩れます。座り続けること自体の負担が消えるわけではなく、途中で立つ必要はそのまま残ります。変わるのは、座っているあいだの崩れ方が遅くなるところまでです。
選ぶときに見るところ
低反発は沈み込んで体の形に合い、高反発は形を保って姿勢を支えます。厚みのぶんだけ机との高さ関係が変わるので、厚いものを敷いたら机か肘の高さも一緒に見直します。中央がくぼんだ型や穴のあいた型は、座骨の当たる場所を避ける狙いです。買う前に、いま座っている椅子の高さを直すだけで済むことが多く、足の裏が床にべったり着く高さに合わせてから考えてください。足が床に届いていないなら、クッションより足台のほうが先です。座布団や畳んだタオルで高さと傾きを何日か試すと、必要な厚みの見当がつきます。タクシー運転手の一時点の調査では、腰痛は腰当ての常用者で18%、非使用者で34%でした。
出典
- 論文・英語 Jiu-Chiuan Chen ほか(2005) Seat inclination, use of lumbar support and low-back pain of taxi drivers
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