フィッシュグリップ・プライヤー

小物・ウェア

フィッシュグリップ・プライヤーは、歯やトゲのある魚を素手で触らず保持しハリを外す道具

どんな道具?

魚の口や体をはさんで保持する道具と、ハリを外すペンチです。タチウオ・ヒラメ・青物は歯が鋭く、カサゴ・ハオコゼ・ゴンズイはトゲが刺さります。素手で触らないための道具です。米国ミシガン州の病院の救急外来で2016〜2022年に診た淡水での釣り針のけが51人は、傷の78.4%が指か親指でした。北米の淡水魚マスキーランジに親指を咬まれ、痛みを訴えなかったのに腱が損傷していた症例報告もあります。

選び方

プライヤーは先の細いロングノーズがハリを外しやすく、ABC FISHING STUDIOは船上で暴れるシイラやキハダのハリを外すとき、ノーズが短いと手が魚に近くて怖いと話します。グリップは、はさんでつかむトング型は小さな魚向き、口をはさんで吊り上げる型は大きな魚向きで、互いの代わりにはならないとココツリfishingは話します。どちらも必ずコード(落下防止ヒモ)を付ける。海に落とすと戻りません。

使い方のコツ

ハリを外すときは魚を押さえてハリの根本をつかみ、刺さった向きに沿って戻す。無理に引き抜くと魚も自分も傷つきます。米国海洋大気庁(NOAA)は、放す魚を口で吊り下げないこと、飲み込まれたハリは外しにくければできるだけ近くで糸を切ることを勧めています。歯のある魚は、グリップで前を支え、もう一方の手を腹の下に添えるとフロリダ州の機関は書いています。

手入れ・注意

海水は金属を確実にサビさせます。真水で流し、可動部に注油しておくと寿命が延びます。ABC FISHING STUDIOは、バネが露出したタイプは船や磯で1年ほどでサビて開かなくなる例が多く、バネが中に入ったタイプは水洗いだけで長持ちしたと話します。In Deep on the Delta は、5年ほど使った古いペンチはサビてバネが効かず、片手で開けられなくなったと話します。

出典

  1. 論文・英語 Lazzara AA Jr, Sinkoff JS, Thompson R, Zahdan K, Baptiste J(2025) Fishhook Injuries and Antibiotic Prescribing Patterns: A Retrospective Analysis
  2. 論文・英語 Miller NW, Koenig ZA, Woodberry KM(2024) Management of a Muskellunge Fish Bite to the Thumb With Subsequent Flexor Tendon Laceration
  3. 公的機関・英語 NOAA Fisheries(2026) Catch and Release Fishing Best Practices
  4. 公的機関・英語 Florida Fish and Wildlife Conservation Commission Fish Handling and Gear
  5. 動画 ABC FISHING STUDIO 【釣種別】俺の愛用するガチおすすめ釣り用プライヤーを全部紹介!!
  6. 動画 ココツリfishing 安すぎると話題のフィッシュグリップを使い込んだ結果 予想通りやばかった!!
  7. 動画・英語 In Deep on the Delta with Steve Cooper Two Great Fishing Tools!

解説動画: フィッシュグリップの選び方と3つの形状の違い/エナジー福田2【釣りチャンネル】

概要: 魚を挟んで保持するフィッシュグリップの選び方を、爪の構造・回転機構・素材・形状の順に解説している。安いモデルは魚が暴れた瞬間に爪が開くことがあり、トリプルフックを咥えた魚を落とすと針が手や足に刺さる。水面から抜き上げるランディングの瞬間がいちばん危ないとして、安全のために選ぶ道具だと位置づけている。

爪の構造の選び方: 良いグリップは魚の重さがかかるほどテコやカムの働きで爪が締まる設計になっていて、逆向きに開くのを防ぐロック機構を備えたものもある。店で選ぶなら爪を手で左右に引っ張ってみて、簡単に開くものは避ける。今持っているグリップでも同じ確認ができると勧めている。

回転機構と素材: グリップ部が回るモデルは、魚が体をひねったときの力を逃がして手首の負担を減らし、口が破れて逃げられるのも防ぐ。回転式は重さを量れるものが多い。素材はステンレスが重いぶん強度と錆びにくさに優れ、アルミにアルマイト加工をしたものは軽くて丈夫。内部のバネやシャフトが錆びると大物が来たときに開かない・ロックが効かないので、海で使うなら極端に安いものは避けるとしている。

形状の使い分け: 真っすぐなストレート型は万能で吊り下げたときの安定感があり、最初の1本に向く。ピストル型は片手でトリガーを引けて素早く掴め、掴んだあとの保持とリリースがしやすい。コンパクト型は軽くてベストやポケットに収まり、アジやメバルのライトゲームや予備向き。落下と水没を防ぐコードとカラビナ、移動中のばたつきを抑えるホルダーも一緒に用意するとよいと付け加えている。