エギ

ルアー・エギ

エギは、エビを模した本体のカンナ(傘状のハリ)でイカを抱かせて掛けるルアー

どんな道具?

エビを模した木や樹脂の本体に、カンナと呼ばれる傘状のハリを付けたルアーです。日本古来の漁具が原型で、イカが抱きついたところをカンナで掛けます。号数が大きさ、下地とカラーで見え方が変わります。鹿児島県水産振興課が1987年にまとめた資料には、布張りの赤白の擬似餌「イカスッテ」を集魚灯とともに使うイカの一本釣り漁法が記録されています。

選び方

秋の新子は2.5〜3号、春の大型は3.5号が目安。沈む速さ(シャロー/ベーシック/ディープ)も表示されているので、狙う水深に合わせます。YAMASHITA Mariaの解説では、初めての1本は動きが素直な標準タイプが向き、音で誘うタイプは活性の高い時や広く探る場面、フィンで安定してフォールするタイプは乗せやすくエギングに慣れていない人にも向くとされています。

使い方のコツ

しゃくって跳ね上げ、そのあとカーブフォールで見せる—— 抱くのはフォール中です。フォール中に糸を張りすぎるとエギが手前に寄り、緩めすぎると当たりが分からないので、その中間を保ちます。英語圏の解説チャンネルKitano Fishingは、着底後に1回だけ強くしゃくり、4〜6秒沈めてから再びしゃくる方法を勧め、連続でしゃくるとエギが動きすぎてイカとの距離感がつかめなくなると説明しています。

手入れ・注意

イカスミと海水を洗い流し、カンナは曲がりやすいので専用ケースへ。曲がったカンナは掛かりが極端に落ちます。

出典

  1. 動画 YAMASHITA Maria 【イカ釣り入門者必見】アオリイカエギング入門
  2. 動画・英語 Kitano Fishing and 日本の釣り The Japanese Way to Catch Squid | Catch & Cook
  3. 公的機関 鹿児島県水産振興課(1987) 鹿児島県の漁具漁法図集

解説動画: エギのカラー・下地・サイズと沈下タイプの選び方/YAMASHITA Maria

背中の色は水の色に合わせる: 迷いやすいエギ選びを、背中の色・下地・サイズ・沈下タイプの順に整理している。背中の色は水の色に合わせるのが一番シンプルで、濁って見えづらい時はオレンジやピンクなど派手な色、澄んでいる時はブルーやグリーンなど自然にいる生き物に近い暗めの色。追ってくるアオリイカが見付けやすいかどうかが基準になる。

下地は光の量と色に合わせる: 下地の選び方にも一定のルールがあるとして、太陽の光の色と量に合わせることを挙げている。暗い時間帯は赤、日が昇り始めるころはピンク、光がオレンジになればオレンジ、太陽が高く白く強い光になったら銀やホログラムで反射させる。紫外線で発光するケイムラは、曇り空や濁りのある状況で効くとしている。

サイズはイカと水深で決める: アオリイカは夏に生まれて成長するので、サイズはその時期のイカに合わせる。秋の9〜10月は2.5〜3.5号、11月以降やキロ級が出る大型シーズンは3.5〜4号が目安。加えて水深でも変え、2.5〜3号は1m沈むのに4〜5秒なので浅場でも見せる時間が作れ、逆に10〜15mの深場は秋でも3.5号を入れると説明している。

沈下タイプの使い分け: 同じ3.5号にも沈下速度の違うタイプがある。ベーシックは1m沈むのに3秒前後で、まず状況を早く探る基準になる。水深10〜15mの深場はディープタイプで確実に着底させる。水深1〜2mの極端な浅場はシャロータイプにして根掛かりを避ける。水深と状況でこの3つを使い分けるよう勧めている。