スズキ(シーバス)
河口・汽水
スズキは、体長によってセイゴ・フッコ・スズキと呼び名が変わる
見分け方
銀色の体に大きな口。出世魚で、関東ではセイゴ(〜30cm)→フッコ(〜60cm)→スズキ(60cm〜)と呼び名が変わります。東京都島しょ農林水産総合センターの資料では、体長は生後1年で20〜25cm、2年で30〜35cm、3年で40〜45cmになり、60cmには5年ほどかかるとされます。近縁のヒラスズキは外洋の荒磯に多い別種です。
釣れる時期・場所
通年狙えます。春から初夏はベイトが増えて活性が高く、冬は産卵で沖に落ちる個体が多くなります。研究チーム(Medo ほか, 2025)は成魚の硫黄の安定同位体比と耳石の元素比を調べ、産卵前6か月の餌の推定38.5%が川由来だったと報告しています。スズキは冬に沖で産卵し、一部の成魚は産卵前の春〜秋に川へ上ります。
釣り方
ルアーが主流です。ミノーやバイブレーションを、流れの筋の境目、橋脚の明暗、川の合流点といった「変化」に通します。TSURIHACK TV は、流れがあるとシーバスは多くの場合、流れに逆らう向きで餌を待つので、上流側の斜めに投げて巻く(アップクロス)のが基本と説明しています。茶グマの手軽な釣りチャンネルは、ただ巻きを基本に、10〜20回巻いて1秒ほど止めるストップ&ゴーも有効と話しています。
食べ方
洗い、ムニエル、ポワレ。河川内で釣れた個体は水質の影響を受けやすいので、食べるなら海に近い場所のものを選んでください。
出典
- 論文・英語 Medo A, Takai K ほか(2025) Riverward migration associated with food acquisition in adult Japanese seabass Lateolabrax japonicus: evidence from stable sulphur isotope ratios and otolith Sr:Ca ratios
- 公的機関 東京都島しょ農林水産総合センター スズキ
- 動画 TSURIHACK TV 夏の日中に“何も考えずに巻くだけ”。シーバス釣り始めるなら、この釣り方から始めてみては?
- 動画 茶グマの手軽な釣りチャンネル 【誰でも簡単】シーバス(スズキ)の手軽な釣り方とタックルを紹介します!! 堤防から狙うシーバスはルアーフィッシング入門に最適です!!【ルアー釣り】【初心者向け】
解説動画: 【シーバス入門講座】初心者の疑問を釣りプロが徹底解説!(実釣映像多数)/RAD FISHING/高橋優介
シーバスという対象魚: 身近な場所に80cmを超える大型がいるのが最大の魅力。北は青森から南九州まで広く分布し、港湾はもちろん人工の運河にも入ってくる。春夏秋冬いつでも狙える一方、季節ごとに食べているエサが変わるため、ルアーを試行錯誤する面白さがあるとしている。
2つのスタイル: 1つはおかっぱり—— 水に入らず陸から釣る方法で、手軽さが魅力。もう1つはウェーディング—— 胸まである長靴を履いて水中に立ち込む方法で、魚の生活圏に近づけること、掛けた魚との距離が近いことが魅力だと述べている。
ウェーディングの危険: 潮の干満で退路が消える—— 行きは浅くて渡れた場所が、帰りには満ちて戻れなくなる事態が起こりうる。必ず潮位を調べたうえで入り、最初は経験者と一緒に行くこと。もう一つの危険がアカエイで、尾に強い毒針を持ち、刺されると大人でも歩けなくなるほどの激痛が出るという。エイガードと呼ばれる防護具を装着することを勧めつつ、着けても100%防げるわけではないと付け加えている。