ブリ

青物・回遊魚

ブリは、大きさによってワカシからブリまで呼び名が変わる

見分け方

紡錘形の体に、口の端から尾にかけて黄色い縦帯が走ります。代表的な出世魚で、関東ではワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ、関西ではツバス→ハマチ→メジロ→ブリと変わり、おおむね80cm以上でブリです。東京都島しょ農林水産総合センターの資料では、ワカシ・ツバスは15cm以下、イナダ・メジロは40cm前後、ワラサは60cm前後。岩手県水産技術センターは、釜石ではショッコ→ワラサ→ブリと呼ぶと書きます。

釣れる時期・場所

堤防に小型(ワカシ・ツバス)が回るのは夏から秋。大型が接岸するのは秋から冬で、脂ののった「寒ブリ」はこの時期のものです。日本海北東部で記録計を付けた調査(Furukawa ほか, 2020)では、多くの個体が6月に本州中部の沿岸から津軽海峡の西〜北海道の西へ北上しました。釣りマニュアルchは、適水温を16〜22℃と説明し、その水温になる春と秋が釣りやすいと話しています。

釣り方

ショアジギング(メタルジグ)、カゴ釣り、泳がせ釣り。ナブラ(小魚が追われて水面が沸く現象)が立ったらそこへ投げるのが最短ですが、ナブラの真ん中に投げると群れが散るので、少し先か縁を狙います。釣りマニュアルchは、朝マズメ(日の出前後から午前9時ごろ)が最も釣れるとし、マズメ時は表層、それ以外は中層から底を探すよう勧めます。泳がせ釣りは生き餌で釣れやすい反面、ライントラブルが多く数十分ごとの確認が要るとも話しています。

食べ方

刺身、ブリしゃぶ、照り焼き、ブリ大根。大型ほど脂がのるので、小型は塩焼きや漬け丼に回すと食べ飽きません。

出典

  1. 論文・英語 Furukawa S, Kozuka A, Tsuji T, Kubota H(2020) Horizontal and vertical movement of yellowtails Seriola quinqueradiata during summer to early winter recorded by archival tags in the northeastern Japan Sea
  2. 公的機関 東京都島しょ農林水産総合センター ブリ
  3. 公的機関 岩手県水産技術センター ミニ知識/ブリ
  4. 動画 釣りマニュアルch【ツリロジック】 ブリを釣りたい人へ🔰コレを知らないと釣れません。【ショアジギング】【泳がせ釣り】【ライトショアジギング】

解説動画: 【完全攻略】コレ1つでライトショアジギング初心者に必須なことが全部分かる!青物釣り超入門基礎講座/まるなか大衆鮮魚

ライトショアジギングとは: ショアジギングは対象魚の大きさで3つに分けられ、そのうちライトショアジギングは最も汎用性が高いカテゴリ。40〜60cm、1〜3kgの中型魚を狙うのに向き、堤防からサーフ、ちょっとした磯やテトラまで広くカバーできる青物釣りの入門として紹介されている。

釣れる魚の幅: 中型までのブリやカンパチの若魚が代表格だが、サバ・カツオ類・シイラも掛かる。タイミングが合えばマダイ、底付近を探ればヒラメ・マゴチ・根魚まで狙える。地域によって釣れる魚が変わるのも面白さだとしている。

シーズンの選び方: 初心者に最も勧められるのは秋、次いで夏、その次が春で、冬は難易度が高いので入門には向かない。秋(10〜12月)は大型の確率はやや下がるものの、いろいろな場所に魚が回遊してくるため釣果を出す難易度が最も低いベストシーズン。夏は数釣り向き、春(3月中旬〜7月頃)は大型狙い向きだが釣果のムラが出やすい。近年は夏の高水温で魚が深場に落ち、岸から釣りにくくなってきているとも述べている。