基本と上達
土・水・肥料の基本、よくある失敗、チェックリスト
最初に覚える基本
土づくり:野菜づくりは土が半分。畑なら植え付けの2週間前に苦土石灰でpHを整え、1週間前に堆肥と元肥を入れて耕す。プランターは野菜用培養土を使えばこの工程を省ける。
元肥と追肥:植え付け時に土へ混ぜておく肥料が「元肥」、生育途中で足す肥料が「追肥」。果菜や葉物は生育に合わせて2〜3週間おきに追肥すると、葉色が濃く実つきもよくなる。
水やり:「乾いたらたっぷり」が原則。表面が乾いていないのに毎日与えると根が酸欠になり、根腐れの原因に。夏は朝夕、涼しい時間帯に与える。
日当たりと風通し:多くの野菜は日光を好む。株を詰めて植えると風通しが悪くなり、病気や害虫が発生しやすい。株間を十分にあけ、混み合った葉は間引く。
病害虫の早期発見:毎日の見回りが最大の防除。葉の裏や新芽をこまめに確認し、アブラムシや食害を見つけたら早めに対処する。被害が小さいうちなら手で取り除くだけでも十分効く。
初心者がやりがちな5つの失敗
水のやりすぎ:「毎日あげないと枯れる」と思い、乾いていない土に水を与え続けると根が酸欠になり根腐れを起こす。土の表面が乾いてから、たっぷり与えるのが正解。
苗を詰めて植える(密植):早く収穫したくて株間を狭くすると、風通しが悪くなって病気や害虫の温床になり、結局どの株も小さくなる。表示された株間を守ることが、いちばんの近道。
日当たりの悪い場所で育てる:日照が足りないと茎ばかり伸びて(徒長)、実がつかない・葉が薄くなる。植える前に、その場所に1日どれくらい日が当たるかを必ず確認する。
肥料のやりすぎ:肥料は多いほどよいわけではない。与えすぎると葉ばかり茂って実がつかない(つるボケ)、根が傷むなどの逆効果に。規定量を守り、生育を見ながら追肥する。
同じ場所で同じ作物を作り続ける(連作):同じ科の野菜を毎年同じ場所で育てると、土の中の栄養が偏り特定の病気が出やすくなる(連作障害)。植える場所を年ごとにずらす「輪作」を心がける。
はじめてのワンシーズン・チェックリスト
植え付け前:育てる作物と時期を決め、種か苗を用意する。畑なら2週間前までに土づくり、プランターなら培養土と鉢を準備。日当たりのよい場所を確保する。
植え付け:株間を守って苗を植える、または種をまく。果菜は支柱を立て、たっぷり水やり。植え付け直後は根が落ち着くまで乾かしすぎないよう注意。
生育中:毎日見回って水やりの要否と病害虫をチェック。2〜3週間おきに追肥し、果菜はわき芽かきと誘引、葉物・根菜は間引きで株間を整える。
収穫:作物ごとの収穫適期を逃さない。とり遅れると硬くなったり味が落ちたりする。こまめに収穫すると、株が次々に実をつけて収量が伸びる。
収穫後・次の作付け:収穫が終わったら株を片付け、次の作物は科を変えて植える(輪作)。畑は堆肥を入れて土を休ませる。この繰り返しで一年を通して菜園を楽しめる。