つまずき図鑑
L と R の混同(子音の混同)
L と R の混同は、rightがlightに聞こえる、日本語話者の代名詞のような課題です。right が light に、rice が lice に聞こえます。自分では区別して言っているつもりでも、どちらも日本語のラ行になっていることがあります。l と r で別の語になる対は…
B と V の混同(子音の混同)
B と V の混同は、日本語に無い/v/をバ行で代用し、veryがberryに聞こえる課題です。very が berry に、vote が boat に聞こえます。カタカナで「ヴ」と書いても、実際には「ブ」を出していることが多い課題です。聞き分けも難しく、愛知大学の紀要に載った Isono の調査では…
S と TH の混同(子音の混同)
S と TH の混同は、/θ/をいちばん近い/s/で代用し、thinkがsinkに聞こえる課題です。think が sink に、thank が sank に、mouth が mouse に聞こえます。聞き取りでも同じ混同が起こり、愛知大学の紀要に載った Isono の調査では…
/æ/ と /ʌ/ の混同(母音の混同)
/æ/ と /ʌ/ の混同は、catとcutのような組がどちらも同じ「ア」になる課題です。cat と cut、match と much、bad と bud がすべて同じ「ア」になります。違いが母音だけで別の語になる組が多く、Shaw English Online の動画は ankle / uncle…
/ɪ/ と /iː/ の混同(母音の混同)
/ɪ/ と /iː/ の混同は、shipとsheepのような組を区別できない課題です。ship と sheep、live と leave、fit と feet が区別できません。これらの組は違いが母音だけなので、取り違えると別の語になります。sit を seat と言えば「座る」が「席」に…
母音の挿入(カタカナ発音)(カタカナ発音(母音の挿入))
母音の挿入(カタカナ発音)は、子音の後ろに余分な母音を足し、strikeが5音節になる課題です。strike(1音節)が「ス・ト・ラ・イ・ク」(5音節)に、desk(1音節)が「デ・ス・ク」(3音節)になります。音そのものは合っていても、音節の数が違うだけで通じなくなります。サマー先生と英会話!は…
強勢の位置のずれ(強勢とリズム)
強勢の位置のずれは、hotelを「ホテル」と読むように強く読む場所を間違え、通じなくなる課題です。hotel を「ホテル」、chocolate を「チョコレート」と言うように、強く読む場所が違うと通じにくくなります。Field(2005)は…
拍のリズムで話してしまう(強勢とリズム)
拍のリズムで話してしまうのは、英文の1語ずつを同じ強さで並べ、平坦な「日本語英語」になる課題です。文全体が平坦になり、単語は全部正しいのに「日本語英語」に聞こえます。How do you like your coffee? を「ハウ・ドゥ・ユー・ライク・ユア・コーヒー」と1語ずつ同じ強さで並べる形です。…
つづりの誤読(つづりの誤読)
つづりの誤読は、文字を1つずつローマ字的に音へ変え、islandを「アイスランド」と読む誤りです。island を「アイスランド」、Wednesday を「ウェドネスデイ」、business を「ビジネス(3音節)」と読んでしまうといった、文字を1つずつローマ字的に音に変えることで起きる誤りです。
/f/ と /h/ の混同(子音の混同)
/f/ と /h/ の混同は、ふ以外の段でfがhに寄り、fineがhineに近くなる課題です。fine が hine に近い音になり、coffee の f が息だけの音に置き換わります。「ふ」は正しく言えていても、他の母音が続く語では気づかないうちに h に寄っていることが多い課題です。…
/s/ と /ʃ/ の混同(子音の混同)
/s/ と /ʃ/ の混同は、sipがshipに、seatがsheetに近づいて聞こえる課題です。sip が ship に、seat が sheet に、sell が shell に近づいて聞こえます。「し」以外の段では日本語にこの音がないため、s と sh の両方が同じような音に潰れてしまうことがよくあります。…
/ɑ/ と /ɔ/ の混同(母音の混同)
/ɑ/ と /ɔ/ の混同は、cotとcaughtが同じ「オ」に聞こえてしまう課題です。cot と caught、not と naught、stock と stalk が同じ「オ」に聞こえ、区別して言い分けられません。英語話者自身も地域によってこの2つを区別しないことがあり…
/ʊ/ と /uː/ の混同(母音の混同)
/ʊ/ と /uː/ の混同は、fullがfoolに、pullがpoolに聞こえてしまう課題です。full が fool に、pull が pool に、look が Luke に聞こえてしまいます。どちらも日本語の「ウ」に近く感じられるため、長さの違いだと思って伸ばすだけで済ませてしまうことが多い組み合わせです。…
二重母音を2拍に分けてしまう(カタカナ発音(母音の挿入))
二重母音を2拍に分けてしまうのは、dayを「デ・イ」と言うように、1拍の音を2拍に割る課題です。day が「デ・イ」、time が「タ・イ・ム」、go が「ゴ・ウ」のように、1つの音の中で2拍に割れてしまい、間延びして聞こえます。カタカナ表記がちょうど2文字に分かれているため、その通りに2拍で言ってしまう課題です。…
r を巻き舌にしてしまう(カタカナ発音(母音の挿入))
rを巻き舌にしてしまうのは、英語のrを特別な音と思い込み、舌を震わせて発音する誤りです。英語の r を「日本語にない特別な音」と意識するあまり、舌を巻いて震わせるトリルで発音してしまいます。red や right の語頭で舌先が上あごに触れて弾かれ、別の言語の巻き舌 r のような音になります。…
機能語を強く読んでしまう(強勢とリズム)
機能語を強く読んでしまうのは、toやtheまで内容語と同じ強さで読み、文が平坦に聞こえる課題です。I have to go to the bank. のような文で、to や the まで名詞や動詞と同じ強さで読んでしまい、文全体がのっぺりと平坦に聞こえます。単語1つずつは正しく発音できているのに…
複合語の強勢位置(強勢とリズム)
複合語の強勢位置は、前を強く読む複合語を、ただの語句と同じ強さで読んでしまう課題です。greenhouse(温室)を green house(緑色の家)と同じ強さで読んでしまい、意味の違いが強勢だけで伝わっていることに気づかないまま話してしまいます。…
c と g を1通りの音でしか読まない(つづりの誤読)
c と g を1通りの音でしか読まないのは、cityを「キティ」と読むような誤読です。city を「キティ」のように /k/ で読んでしまったり、giant を硬い /g/ で読んでしまったりします。c も g も1文字1音だと思い込むために起きる誤読です。黙字を読んでしまうつづりの誤読とは違い…
