急須
茶器
茶こしの形が、味を左右する
どんな道具?
日本茶を淹れるための道具です。内部の茶こしの形式(帯網・ささめ・かご網)で、茶葉が開くスペースが変わります。常滑焼の朱泥は、鉄分が茶の渋みを和らげるとされます。
選び方
深蒸し茶を飲むなら、目の細かい「ささめ」(本体と一体の穴)—— 細かい茶葉が湯呑みに落ちません。茶葉が大きく開くお茶なら、かご網より帯網や広いスペースのあるもの。蓋を押さえて注いだとき、蓋が落ちないかも確認します。
使い方のコツ
注ぐときは最後の一滴まで出し切る。急須に湯が残ると二煎目が渋くなります。複数の湯呑みには回し注ぎして濃さを揃えます。
手入れ・注意
洗剤は使わないでください—— 土が匂いを吸います。湯ですすいで、茶葉をすぐ捨て、蓋を開けて完全に乾かす。茶渋は無理に落とさなくて構いません。
解説動画: 急須(陶器製)の洗い方【急須を長く大切に使いたい人必見】/名もなき茶師 / 新井製茶
素材で洗い方が変わる: 急須は大きく陶器製と磁器製に分かれる。陶器は土を素材にしているので吸水性が高く、磁器は焼成温度が高く吸水性が低い。この違いが手入れの仕方を分ける。
陶器に洗剤を使わない理由: 吸水性が高い陶器製は洗剤も吸収してしまい、淹れたお茶の味に影響する。流水と手で優しく洗うのが基本。茶こし部分は細いブラシを使う。茶こしが外れるタイプは、外すと戻すのが難しいので注意。
乾かし方が肝心: 急須は形が特殊で、普通に置いたままだと乾きにくく、雑菌やカビが発生しやすい。洗い終わったら必ず注ぎ口を下に向けて乾燥させる。急須を長く使うための、最も実務的な一手として挙げられている。