明るい酸味

酸味

「酸っぱい」と「酸味がある」は違う

どんな味?

レモンやオレンジ、りんごを思わせる、輪郭がはっきりして後に残らない酸です。古くなった豆の「酸っぱさ」とはまったく別のもので、こちらは劣化ではなく品質の証拠として扱われます。

どこから来るか

生豆に含まれるクエン酸やリンゴ酸に由来します。標高が高い産地ほど、昼夜の寒暖差で酸が豊かになるとされ、エチオピア、ケニア、中米の高地産に強く出ます。焙煎が浅いほど残り、深く煎るほど失われます。

調整の仕方

酸味を弱めたいなら、湯温を下げる・挽きを細かくする・抽出時間を延ばす。強めたいなら逆です。「酸っぱくて飲めない」と感じるとき、豆が古いのか浅煎りなのかを区別してください—— 対処がまったく違います。古い豆の酸っぱさは、淹れ方では直りません。

解説動画: 【味を覚えたい】コーヒーの「苦味」「酸味」「バランス」それぞれの特徴がよく分かるオススメの産地&銘柄!/苦味=インドネシア・マンデリン、酸味=エチオピア・イルガチェフェ、バランス=コロンビア・ウィラ/珈琲豆 山倉(旧KONA SNOW Coffee Roasters)

味は分解して覚える: 「たくさん飲めば分かる」では細かい特徴はつかめない、という問題提起から始まる。一度に全部を感じ取ろうとせず、「苦みが特徴的なコーヒーはこれ」「酸味が特徴的なコーヒーはこれ」と味を分解して覚えていくほうが、それぞれの特徴を捉えられるとしている。

言葉から入る: 最初は「ただ苦い」「ただ酸っぱい」という感想しか持てなかったが、「プラムのような」「柑橘の味がする」といった表現を先に知ってから飲むと、本当にその感じがしてくるという体験を語っている。味の言葉を先に手に入れることが、味覚を育てる近道だという考え方。

銘柄で覚える: そのうえで、苦みを感じたい人向け・酸味を感じたい人向け・バランスを知りたい人向けに、それぞれ代表的な産地銘柄を挙げていく構成になっている。