ハーブティー(カフェインを含まないもの)

ハーブ・その他

ハーブティー(カフェインを含まないもの)は、チャノキ以外の植物から作るため、厳密にはお茶ではありません。

どんな味?

チャノキ以外の植物の葉や花、種などから作る飲みもので、厳密にはお茶ではなく「ティザーヌ」と呼ばれます。マレーシア科学大学などの研究者による総説は、多くはカフェインを含まず、柔らかい花や葉は湯に浸し、樹皮のような硬い材料は煮出すと整理しています。カモミール、ペパーミント、ルイボス、レモングラス、ローズヒップなど、材料はさまざまです。

選び方

お茶を扱う葉楽Tea Worldは、ハーブを飲み比べ、味の違いを話します。カモミールは甘くまろやかで渋みがなく、ルイボスは発酵させてあるぶん味がしっかり、レモングラスは柑橘の香りですっきり、ペパーミントは口の中がスーッとするそうです。ローズヒップとハイビスカスは酸味が強く好みが分かれると話します。動画は、自分がおいしいと思う味を探すのがいちばんと締めます。

向いている淹れ方

熱湯を注いで3〜5分が目安です。料理研究家の植松良枝は、摘みたてのミントを3分ほど出して飲み、つけっぱなしだと味が変わると話します。McAlpineらは緑茶・紅茶とルイボス・カモミール・ペパーミントなど8種の浸し時間を比べ、ポリフェノールは10分で出た量の大半が最初の5分に出ていたと報告しています。Cleverdonらのティーバッグの研究でも、ポリフェノールの約8〜9割が5分以内に出ていました。

保存

健康効果をうたう表現には注意してください。トルコの大学の薬理学の研究者による総説は、「自然だから安全」という考えのもとで妊娠中にも使われるハーブティーの潜在的な毒性を整理し、慎重に使うよう述べています。妊娠中や服薬中は種類によって避けたほうがよいものもあります。判断は医師や薬剤師に確認を。保存は密閉して冷暗所です。

出典

  1. 論文・英語 Huda HS ほか(マレーシア科学大学 分子医学研究所ほか)(2024) Exploring the ancient roots and modern global brews of tea and herbal beverages: A comprehensive review of origins, types, health benefits, market dynamics, and future trends
  2. 論文・英語 McAlpine MD, Ward WE(2016) Influence of Steep Time on Polyphenol Content and Antioxidant Capacity of Black, Green, Rooibos, and Herbal Teas
  3. 論文・英語 Cleverdon REG ほか(2018) Total Polyphenol Content and Antioxidant Capacity of Tea Bags: Comparison of Black, Green, Red Rooibos, Chamomile and Peppermint over Different Steep Times
  4. 論文・英語 Terzioglu Bebitoglu B(İstanbul Medeniyet University)(2020) Frequently Used Herbal Teas During Pregnancy - Short Update
  5. 動画 【お茶専門チャンネル】葉楽Tea World 【徹底解説】これを見れば好みのハーブティーが選べます!【カモミール・ルイボス・業務用紅茶】
  6. 動画 料理研究家 植松良枝 ハーブティーの淹れ方【まずは試してほしい3種類】

解説動画: 主なハーブ6種の味と、どんな時に飲むか/【お茶専門チャンネル】葉楽Tea World

メジャーな6種を飲み比べる: カモミール、ルイボス、ローズレッド(バラの花びら)、レモングラス、ペパーミント、ローズヒップとハイビスカスのブレンドを並べ、それぞれの味と、どんな場面で飲むかをお茶屋が紹介していく構成。飲み比べて自分のおいしいと思う味を見つけるのが結局いちばん、というのが最後のまとめ。

味の傾向: カモミールは甘くまろやかで、渋みが無く口当たりがよい。ルイボスはこの中で唯一発酵させたもので、他より味がしっかりしていてボディがある。レモングラスはレモンとは別の植物だが柑橘の香りがして、すっきり飲みやすい。ペパーミントは口の中がはっきりスーッとするが意外と口に残らないので、苦手だった人ももう一度試しては、と勧めている。

ローズヒップとハイビスカス: この2つはブレンドで売られることが多い。ローズヒップだけだと赤い色が出ないため、単体を求めた人も9割以上がハイビスカス入りを選ぶという。酸味がかなり強く、初めて飲むと驚くので、蜂蜜やジュースと合わせると飲みやすくなる。カモミールにミルクや蜂蜜を入れる飲み方も紹介している。

注意: 動画は各ハーブについて体への働きにも触れているが、ハーブには薬効成分を含むものがあり、妊娠中や服薬中は種類によって避けたほうがよいものもある。効能を期待して選ぶ前に、心配があれば医師や薬剤師に確認を。飲みものとしての味と香りで選ぶのが基本になる。