喉が痛むサイン
喉が痛むサインは、これ以上歌うと危ないという体の合図。
時期
歌っている間
しくみ
炎症が起きていても、痛みは遅れて出てくることが多い合図です。先に出るのは、高い音だけ急に出ない、声が二重に割れる、息が漏れて音にならない、といった変化のほうです。声帯がむくんで厚くなると同じ高さに届かなくなるため、キーが下がったように感じられます。米国のボイストレーナー、シェリル・ポーターの動画は、ビブラートが揺れて不安定になることや翌朝までかすれが残ることも、痛みより先に出るサインとして挙げています。
対処
1曲終わるごとに、入って1曲目に出た高さと比べてみてください。届かない、かすれる、息が漏れると感じたら、1〜2曲ぶんキーを下げるか順番を飛ばします。米国の動画チャンネル Laryngopedia は、小さく高い声のハミングで試すと、大声では隠れているむくみに気づきやすいと勧めています。歌っていない時間は普通の小声で話し、ささやき声は使わないほうが安全です。下げ方はキーを変えるの項目で扱います。
注意
お酒が入ると痛みを感じにくくなり、気づいたときには声が出なくなっていることがあります。痛みを我慢して歌い切るのがいちばん危ない選択です。シェリル・ポーターの動画は、かすれを放置したまま歌う機会を増やすと結節やポリープに進みやすいと述べています。声が出ない状態や強い痛みが3日以上続く、痰に血が混じるといったときは、自分で原因を決めずに耳鼻咽喉科で診てもらってください。
解説動画
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喉が痛くなる原因・仕組み・予防法について徹底解説!【第一三共ヘルスケア】
原因は外か自分か
喉が痛くなる原因を、空気中に原因があるものと自分の行動に原因があるものの2つに分けるところから話が始まる。前者はホコリ・花粉・細菌・ウイルス。後者は大声を出して喉を酷使する、タバコや激辛料理で喉に刺激を与える、といった心当たりのこと。
異物を追い出すしくみ
ここで言う喉は、鼻の奥から声帯のある気管の入口までの空気の道と、口から食道へ向かう食べ物の道の両方。呼吸する・飲み込む・声帯で声を出すの3つを担う。内壁には繊毛運動という防御があり、粘膜で潤った壁に異物をくっつけて、細かい毛のような組織が体の外へ運び出す。
乾くと守れなくなる
乾燥して繊毛のまわりの水分が不足すると繊毛の動きが鈍る。吸い込んだ異物を外へ排出できなくなり、炎症やウイルス感染が起きやすくなる。空気が乾いていると喉が痛くなりやすいのはこのため、という筋道になっている。対策に挙がるのは加湿器・のど飴・うがい・マスク。
受診の目安
辛いもの・熱いもの・酒の飲みすぎも刺激になりやすく、カラオケで歌いすぎた後や大声を出し続けた後も痛くなる。直接の刺激に心当たりがないのに痛むときは風邪も疑う。市販薬は風邪でも刺激でも飲んでよいとしつつ、5〜6日たっても良くならないなら服用をやめて受診、と締めくくる。
出典
- 動画・英語 Cheryl Porter/Cheryl Porter Vocal Coach How to PROTECT your SINGING VOICE w/Vocal Coach (8 Signs of vocal damage)
- 動画・英語 Robert Bastian/Laryngopedia Vocal Cord Swelling Checks: A Simple Way to Detect the Early Signs of Vocal Injury
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