引き解け結び

応急・その他

末端を引くだけでほどける

使いどころ

袋の口やロープの仮どめに使う、ほどくことを前提にした結びです。手袋のままでも外しやすく、撤収時に一本ずつ引くだけで片付いていくので、雨の日や夜の作業でとても助かります。

結び方

普通のひと結びを作る途中で、末端をそのまま通さず折り返した二重の状態のまま輪へ通します。すると輪の外側に小さな取っ手が残ります。元側を引いて締め、外すときはその取っ手をまっすぐ引き抜くだけです。

コツ・注意

何かに引っかかると勝手にほどけます。風で暴れる場所や、外れたら困る張り綱には使わないでください。取っ手は5cmほど残すとつまみやすく、長すぎると足を引っかける原因になります。

解説動画: 輪の大きさを自由に変えられる引き解け結びと、その使い道/結び方ナビ 〜 How to tie 〜

概要: 紐の先端に輪をつくり、その輪の大きさを自由自在に変えられる引き解け結びを解説している。名前だけは大げさに響くが、実際には輪をひとつ作って紐を通すだけで、ほんの数秒で結べる。解くときも紐を一本引くだけという手軽さが持ち味で、アウトドアのロープワークとしてだけでなく、袋の口を縛るような日常の場面まで活用範囲が広い結び方だとしている。

結ぶ手順: まず紐の先端側が上に重なる向きで、輪をひとつ作る。次に下側に重なっているほうの紐を二つ折りにし、その折り返した部分を輪へ上から通す。あとは通してできた輪と紐の先端をそれぞれ持って真横に引っ張れば、結び目がしっかり引き締まって出来上がりである。覚えるのは輪を作る向きと、二つ折りのまま上から通すという二点だけになる。

輪の大きさを変える、解く: 引き締めるときに先端ではなく本線のほうを引くと、結び目はそのままで輪の大きさだけが変わる。そこで輪をいったん大きく広げて対象物に掛け、本線を引いて締めれば、その場にロープを結びつけられる。解くときは折り返して出ているほうの紐をぐっと引くだけで、力をかけずに一動作でほどける。

袋の口を縛る使い方: 袋の口を縛るのにも向いている。輪を大きめに広げてから袋の口にかぶせ、そのまま引っ張るだけで簡単に締まり、外すときも紐を引くだけで済む。何度も開け閉めしたい袋や、中身を一時的に止めておきたいときに重宝すると紹介している。手早く結べて手早くほどけるという性格が、そのまま生きる使い方である。

実は普段から結んでいる: 引き解け結びというと特別な結び方のように聞こえるが、袋の口を無意識に縛っているあの結び方も、多くは引き解け結びになっていると指摘している。つまり一から覚えるというより、普段の手つきに名前と理屈がついたようなものである。仕組みを分かったうえで使えば、ロープワークの場面にもそのまま応用できる。