1%ルールの例外

成分表示

着色剤は配合量に関わらず末尾にまとめて表示可

何を意味するか

全成分表示の「配合量の多い順」というルールには、配合量そのものに関係なく順序を問われない例外があります。それが着色剤で、配合量が1%を超えていても、ほかの成分をひととおり多い順に記載したあとに、まとめて順不同で表示してよいことになっています。これは口紅やファンデーションのように、同じ処方でも色のバリエーションによって着色剤の種類や量だけが変わる商品が多いという事情によるものです。

読み方のポイント

成分表示の後ろのほうにまとまっている色素名や「酸化チタン」「酸化鉄」といった名称は、配合量の大小と切り離して読む必要があります。着色剤が書かれている位置だけを見て、その成分がどれくらい配合されているかを推測することはできません。

解説動画: 【超簡単!?】誰でもできる!化粧品の成分を読み解く4つのルール【前編】/かずのすけ

全成分表示は「配合量の多い順」が原則: 化粧品の全成分表示には、配合されているすべての成分を記載すること、そしてその成分を配合量の多い順に並べることという原則があります。パッケージや外箱に書かれた成分名の並び方は、基本的には配合量の大小を反映したものになっています。

1%前後を境に、並び順の意味が変わる: ただし、配合量がおおよそ1%以下とみられる成分については、順不同で記載してよいという扱いになっています。そのため、成分表示の後半に出てくる名称は、必ずしも配合量の大小どおりに並んでいるとは限りません。ヒアルロン酸のように少量でも記載されることの多い成分は、この境目のあたりに登場しやすいとされています。

着色剤は、この境目からも外れる別枠の例外: 着色剤については、配合量が1%を超えていたとしても、他の成分をひととおり並べたあとに、順不同でまとめて表示してよいという、さらに別枠の扱いになっています。成分表示の最後のほうに書かれた色素名だけを見て、それがどれくらいの量含まれているかを判断することはできません。

並び順から読み取れること・読み取れないこと: 成分表示の並び順は、上位に出てくる成分ほど量が多いと見てよい目安にはなりますが、後半に並ぶ成分や着色剤については、その位置だけで配合量の多い少ないを決めつけないことが大切です。見覚えのある成分名が出てきた位置だけで判断せず、全体の並びの中でどのあたりにあるかを一つの手がかりとして見る程度にとどめるのがよさそうです。