人と比べて嫌になるのは、始めて三か月の自分と、十年やっている人の投稿が同じ画面に並ぶことです。
始めて三か月の自分と、十年やっている人の投稿が同じ画面に並ぶのが今の環境です。写真でもギターでも、流れてくるのは相手が何百回のうちから選んだ一枚や一本で、その手前の失敗は映りません。それを自分の平均と比べるので、差は実際より大きく見えます。SNSでの上方比較を調べた54件・3万6千人分の分析(2026年)でも、比べるほど気分や自己評価の落ち込みと関連していました。腕より先に、続ける気力のほうが削られていきます。
比べる相手を半年前の自分に固定します。そのために古い記録や作品を消さずに残しておくと効きます。人を見るときは完成品ではなく手順を見て、真似できる一点だけ持ち帰ります。この見方はうまい人を真似るの項目に書きました。見ていて苦しくなる相手は、しばらく非表示にしてかまいません。入ってくる情報を絞るのは逃げではなく管理です。
やりがちなのは、比較に焦って上位者と同じ道具を買うことです。腕の差は道具では埋まりにくく、十数万円の出費だけが残ることがあります。もう一つは、つらさを我慢して一人で抱えることです。同じ時期に始めた人と話すと目線が戻るので、仲間の見つけ方をのぞいてみてください。

